【名古屋大学の学園祭「名大祭」において、13日に予定されていた自衛隊の出展が直前に中止となったことについて】
自衛隊は、日本の防衛のみならず、地震や豪雨災害などにおいて、人命救助や行方不明者の捜索、給水・入浴支援など、様々な災害派遣活動を行っています。
今回予定されていた出展は、本年1月に名古屋大学の名大祭実行委員会から愛知地方協力本部に対して出展依頼をいただいたことを受け、検討を開始したものです。
その後、自衛隊の災害派遣活動の実態について、学生をはじめ名大祭に訪れた多くの方々に直接見て、触れていただき、理解を深めていただくことを目的に、災害派遣の活動状況に関するパネルや高機動車などの展示について、具体的な準備を進めてきました。
こうした展示については、名古屋大学の学生から構成される名大祭実行委員会と愛知地方協力本部との間で、どのような出展が理解促進に資するかという観点から、丁寧に調整を重ねながら準備が進められてきました。
他方、展示前日、名古屋大学職員組合中央執行委員会から、自衛隊の出展に反対する旨の声明が発出されました。
これを受け、安全の確保が困難となったこと等を理由として、名大祭実行委員会から出展中止を求める連絡があり、協議の結果、直前で見送られるに至りました。
このように、関係者間で丁寧な調整と準備が重ねられてきたにもかかわらず、直前で出展が見送られたことは、極めて遺憾であり、重く受け止めています。
とりわけ、現場で準備を担ってきた隊員や関係者の努力、そして多くの方々に活動の実情を伝える機会が失われたことについては、看過できるものではありません。
いかなる理由があっても、学生の自由な活動や安全が損なわれることはあってはならず、同時に、多様な見方がある中においてこそ、様々な情報や現実に触れる機会が確保されることが重要です。
防衛省・自衛隊としては、今後とも丁寧かつ分かりやすい情報発信に努めるとともに、自衛隊の役割や活動について、より広く正しい理解が得られるよう、あらゆる機会を通じて取り組んでまいります。
↓展示を予定していた災害派遣に関する活動写真パネル