フェスゴは、あなたに本当に必要ですか?
乳がん治療は大きく進歩しました。
とくに抗HER2療法は、予後を大きく変えています。
ハーセプチン と
パージェタ の併用は、
現在もっとも有効な治療のひとつです。
そしてこの2剤をまとめて皮下注射にした
フェスゴ は、
👉 点滴を数時間 → 約5〜8分に短縮
👉 いわゆる「時間毒性の改善」
という大きな価値を持っています。
しかし——
本当にそれだけでしょうか?
日本の2026年度薬価で、体重50kg・18回投与を比較すると
トラスツズマブBS
👉 約39.8万円/18回
フェスゴ
👉 約483.8万円/18回
👉 差額 約444万円
つまり
👉 「時間毒性は減る」
👉 「しかし経済毒性は大きく増える」
構図です。
さらに重要なのはエビデンスです。
APHINITY試験では
👉 リンパ節転移陰性ではペルツズマブ追加の利益は限定的
つまり
👉 すべての患者に2剤併用が必要なわけではない
本来、トラスツズマブ単独で十分な患者にまで
フェスゴを使うのであれば——
それは
👉 「時間毒性の改善」ではなく
👉 「経済毒性の上乗せ」
になっていないでしょうか。
フェスゴはとても良い薬です。
だからこそ——
👉 「誰に使うか」が問われます。
何も考えず、フェスゴにしていませんか?