岸本さとこは、ネット上の偽・誤情報、デマが蔓延しないよう、ファクトに基づいた正確な情報を発信していきます。また、デマや誹謗中傷に対して法的措置を含め毅然と対応します。
政治や選挙に関わるすべての人(候補者、支援者、スタッフ)へのハラスメントをなくし、若い世代・女性・マイノリティが立候補したいと思えるあたらしい選挙・政治文化をつくることを目指しています。
【庁有車の運用、透明性、そして説明責任について】
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kishimotosatoko.net/posts/78
2026年5月21日、区長の庁有車の使用に関する住民監査請求について、監査の協議結果が公表されました。
今回問題とされたのは、2026年2月3日、私が都庁(新宿)での公務終了後、自宅のある西荻窪方面へ戻る途中で、高円寺駅付近で庁有車を降りたことです。その後、衆議院議員候補・吉田はるみ氏の応援演説に向かいました。
この件は区議会でも取り上げられ、その後の4月3日、区民から住民監査請求が提出されたという経緯です。
監査委員4名のうち3名は、
「本件移動に庁有車を使用したことについて、違法又は不当な点は認められず、これに要した燃料費等の予算執行及び庁有車の使用手続は適正に行われたものと認められる。以上のことから、本件監査請求については、理由がないものと認められるので、これを棄却するのが相当である。」
と結論づけています。
併せて、この3名の監査委員は、
「地方公共団体の首長は、広範かつ重要な職責を担い、その遂行過程において裁量判断が予定されていることから、適法な裁量の範囲内での庁有車の使用は、直ちに否定されるものではない。」
との見解も述べています。
一方で、監査委員のうち1名は、「選挙応援は公務ではなく、その移動に庁有車を使用したことは使用基準に反し、公費支出として違法・不当である」として、住民監査請求を認容すべきとの意見を述べました。
住民監査請求とは、自治体の財務執行や公費支出が違法・不当に行われていないかをチェックする重要な制度です。杉並区の監査委員は4名で構成されており、自治体実務を熟知した監査行政の専門家、自治体法務に詳しい弁護士、公認会計士などの識見委員に加え、区議会から選ばれる議選監査委員1名によって構成されています。
監査委員は政治的立場を超えて、公正・公平な観点から判断することが求められています。
今回、「認容」を主張した監査委員は、議会から選ばれた吉田あい氏(杉並区議会自由民主党所属)であり、「棄却」を主張した3名の監査委員との間で意見の一致をみることができず、「合議が調わなかった」という極めて異例の結果となりました。
監査協議の結果全文は既に区ホームページに掲載されています。どの判断が妥当なのかは、ぜひ多くの方に実際に読んで考えていただきたいと思います。
また、この件に関連して、公人である区議が、誤解を招くような生成AI画像をSNS上で拡散していることは大変遺憾です。
批判や監査請求そのものは民主主義に必要です。しかし、事実や制度に基づかない印象操作や人格攻撃が政治空間に広がっていくことには、強い危機感を持っています。
私は4年前、区長就任後に区長専用車を廃止しました。
現在は、公務で必要な場合に職員も利用する、共有の庁有車を使用する運用に改めています。例えば、区役所に登庁せず朝から出張の場合などには、庁有車で移動しています。
そしてこの4年間、自宅から区役所までは基本的に自転車で通勤してきました。雨の日などは電車を利用しています。前日に自転車を区役所に置いて公務後帰宅した翌日は、電車で区役所に向かいます。
また、現在の他の特別職(副区長、教育長)も通勤に庁有車を利用していません。
区長の日程や庁有車の使用記録についても、公開を進めてきました。
加えて、これまで非公表だった区長日程を全面的に公開してきました。
かつては、区長日程を確認するために、毎日のように情報公開請求が行われていました。しかし現在は、区ホームページ上で日程や庁有車利用履歴を確認できるようになったため、職員の業務軽減にもつながっています。
杉並区長の日程公開や庁有車使用履歴の公開レベルは、全国トップクラスの透明性を持つものになっていると考えています。
透明性を高めることは、行政への信頼の土台です。
これからも、透明性と説明責任を大切にした区政運営に努めていきます。
杉並区長 岸本さとこ(岸本聡子)