DJ機材をアップデートしました
DJコントローラーからのショボイ出音が嫌で、オーディオIF(AUDIENT iD4mkII)を導入して3年。
それはそれは満足な出音、十分な音量、安定感、ボリュームダイヤルの操作性などとても良かったのですが、いかんせん、デカくて重い。
そこで導入したのがこれ。中国メーカーiBasso Audioの「DC04U」。
DTM機材ではなくポータブルアンプ、ドングルDACなどと呼ばれるもので、スマホに接続して高音質でハイレゾ音源を再生させるための小型・外付けDAコンバーター。
PCとはUSB-C端子のUSB3で接続し、バスパワー動作。
DC04U、とにかく小さくて軽い。デジカメのバッテリーくらいの大きさ。そこにフルカラー液晶が採用されている。
そんなDC04UはCirrus Logic製のCS43198というチップを2基採用していてデジタル再生の音がめちゃくちゃいい。
CS43198はAUDIENT iD4mkIIにも採用されており、今をときめきつつちょっと枯れた技術のチップなので、コスパ的に物凄く良いのだろう。
S/N比が132dB、ダイナミックレンジが132dB、周波数特性は10Hz -80kHzという性能がなかなかエグい。
デジタルノイズシェイピングのためのローパスフィルタも何種類か内蔵しているので音質調整もできる。
出力端子は3.5mmステレオミニと4.4mmバランス端子。ここは4.4mmバランス→RCAのケーブルを使いたいところ。これは2015年に制定された新しい規格。
バランス接続のためにTRSやXLRを採用してる高級DJコントローラーはあるけど、4.4mm端子をDJ機材が採用してるのは見たことがない。
PCと接続した時に音を再生させるドライバだけど、これまで低レイテンシーと原音再生のためにASIOドライバを使っていたが、こういったドングルDACは音楽制作用途ではないので、メーカーがASIOドライバを用意しない。
そうするとWindowsの場合はWASAPIドライバを使うことになる。
Windows派のDTM諸兄たちはWASAPIとかDirectSoundとかサウンドマッパーに良い印象を持ってないと思うが聞いて欲しい。
WASAPIには共有モードと排他モードという2種類のモードがあるが、排他モードだとオーディオ信号がWindowsのミキサーを通らないので実質ASIOと同等。
レイテンシーに関しても、DC04UはUSBでハイレゾを再生させるためのUAC2.0(USB Audio Class 2.0)に対応してるので、このプロトコルとWASAPIを組み合わせ、サンプリングレートを96kHzにすればレイテンシーは12msとなり、DJとして全然許容範囲。(iD4mkIIでASIO接続していた時はバッファ1024で10msだった)
DJコントローラーにドングルDACを導入してる人を見たことが無いので、果たしてどうなるか?と思って実験したが、なかなか良い気がする。
というか音楽機材やDTM機材と、こういった民生用オーディオ機材は市場が違うので、オーディオIFで検索しても出てこないんだよね。オーディオIFの従兄弟みたいなもんなのに。
あとは4.4mmのバランス→RCAケーブルと、キャリング環境を整えれば完成。
VirtualDJから96kHzでiBasso Audio DC04UとRELOOP READYをドライブ。独特かつ最高なDJシステムになりました。早く現場で鳴らしたい!