繰り返しになりますが、テレビとのリレーションがあれば露出がとれるわけではない、ということです。これは本当に丁寧に理解しておく必要があると考えています。テレビ制作者は画で考える生き物なので、「これまでテレビではあまり見たことのない画が撮れるのか?」「初公開など珍しい現場なのか?インパクトある画なのか?」「企業の声だけだと広告臭が出るので消費者が利用しているインタビューを撮れるのか?」例えばこういったディレクターからの質問を想定し、「取材現場の画」を多種類用意する、前工程の作業が求められます。
この画のプレゼンができずに言葉レベルの提案しか話せなかった場合、「テレビ向きじゃないので、文字で表現する新聞やウェブに持って行ったら?」と言われてしまいます。
そもそも、テレビ制作現場でも、番組の異動や、テレビ業界を辞める人も普通にいるので、リレーションはふつうに無くなる時があります。なのでリレーションが無い人を振り向かせるためにも画の工夫が必要ですし、たとえリレーションが無くても、おもしろければ正面突破でも興味を持っていただけます。
確かにリレーションがあればディレクターからのフィードバックを得やすいのは大きな利点なので、例えば発表会やPRイベントの計画段階で「こんなようなイベントを計画しているが、画として足りているか」「どんな要素を追加すればネタ会にあげてもらえそうか」の感触を聞き、イベント制作に活かす、というコミュニケーションの仕方が効果的です。私もイベントの名称についてディレクターからアドバイスをもらって反映したことで、報道連鎖を獲得したなど多くのケースがあります。