私達の祖先の苦難や南京での残忍な蛮行とか、731部隊とか、嫌でも耳にするような事件は、ちょっと置いときましょう。
今の日本人は台湾の霧社事件を知らない。
マニラ大虐殺も。
バターン死の行進も。
シンガポール華僑粛清事件も。
インドネシアでは『ロームシャ(強制労働)』で数十万人が犠牲になって、食糧略奪や飢饉、『ケンペイタイ』の暴れっぷりなどで、インドネシアの人口が激減したが、当然知っているわけがない。日本の敗色濃厚の戦争末期にはババル島民虐殺という狂気の犯罪もあった。
インドネシアの教科書には『オランダ350年の植民地支配より、わずか3年半の日本占領のほうが地獄だった』としっかり書いてあります。
数百万人のアジア民間人・捕虜の死、強制労働、性奴隷、大量虐殺という過酷な時代を生き延びたアジアの人々が『支配者が変わっただけで日本統治の方がひどかった』と異口同音に証言してるも知らない。
学校で教えないし、学生生活を終えれば『学ぶ』という習慣が、ほぼなくなる日本人が『自己が気分悪くなる史実』のお勉強なんて自主勉強しないですからね。
だから私は何度も何度も同じ事を主張しているのですが、日本の『歴史教育』は絶対に近現代史から始めるべきなんです。時系列通りにやる必要なんてないんです。
『学ばない、学ばせない』ことで生じる、被害を受けた国々に対する日本人の無神経な態度をこれ以上は看過できません。
近現代における日本のアジア諸国に対する蛮行愚行を学んで、『失敗を犯した根源』はどこにあったのかを検証議論する事に時間を割くべきだし、これを学べば学ぶほど、現在アジア諸国が日本と『友好関係』になってくれている事の『有り得なさ』『有り難さ』という事が本当に理解できるはずなんです。
都合良く歴史解釈して『アジアの人間がみんな日本に感謝している』などと考えるのは、日本人の暴虐的支配の犠牲になった人々の存在を意図的に無視するもので、本当に許せないことです。
日本の防衛大臣は、「日本がかつてのアジアへの侵略者であった」ってことをわすれているのかな?