え?なんで会社やめて、キーボードを作っている?
私は年間残業700時間越えを10年以上やり、強面の上司に鍛えられた自動車関係のエンジニアです。数学専攻だった私は学生でバリバリ働く同期に先を行かれ、誰よりも早く出社してるのに電気が消えるまで働くのが日常でした。ただ一度も
メンタルダウンしたことはなく、先頭を走る同期が次々休む中、生き残った「ラストサムライ」のようでした。
理由は誰よりも自信がなかったので折れるメンタルはなかったし、とにかくがむしゃらでした。
でも経験を積むと「また同じような仕事か」と違う方向からメンタルを折りにくる。
当時、仕事環境の改善にこだわってたのもあり、Youtubeきっかけで分割キーボードに出会いました。
「え?!肩こりはキーボードが原因?!」
青天の霹靂です。
私は15年以上、トヨタ品質のど真ん中で設計をしていて、改善の日々や開発に恵まれていました。
でも「左右分割のキーボードを自作する人がいる?!」と不便な開発にもかかわらず、寝る前を惜しんで作ってる人がいた。
「困ってる人がいるなら自作でも作る姿勢。私はエンジニア魂を忘れてしまったのか」とそれからは
キーボードに取り憑かれて20台以上買い、とことん研究調査。会社員だけじゃなく、カフェやコワーキングで使う人も困ってると、設計に没頭しました。
それに没頭すると見えるものがあった。好きで始めた「分割キーボード開発」は本業を超える充実感と、普段じゃ聞けないお客様の声に高揚した。
そう思った瞬間、毎日2台の3Dプリンタはフル稼働、失敗したらCADで設計し直し、また作る。こんな没頭の先に楽しみがあるならと、私は会社をやめた。
おかげで毎日つらかった会社で叩き込まれた習慣が、設計スキルが、品質をカイゼンする魂が自作キーボード「minimal-keys」を作り出したのです。
キーボードが完成してからはほんと最高でした。肩や肩甲骨は1年以上整体要らず、首や目もよくなり8時間以上働ける。
ガジェットで仕事の疲れをやわらげ、ずっとタイピングができる日が来ると思っていませんでした。
ただただ楽しく課題を解決するために「没頭」しただけですが、いまでは中国の工場とタッグを組み、自動車開発で学んだ品質を作り込んでいる。
肩こり、腱鞘炎、腰痛。 職業病と諦めているその痛みを、俺の技術で消し去りたい。
「弘法は筆を選ばず」? と思ってる人はまず最高の道具を選んでほしい。
我慢じゃ済まない時が来るから、一生モノの相棒を見つけて、仕事に没頭してくれ!
私は人生の後半戦にさしかかったしがない設計者で、これは超安定キャリアを断ち切り、分割キーボードに没頭する男がなにを成し遂げるか観察する「プロジェクトK」。
みんなも、個人開発でキーボードを作る男の生き様を一緒におっかけてほしい。没頭から新しい価値を生み出してほしい。
ぜひ一緒に「仕事革命」を起こそう。 Bottoー!!