6月10日に父・岡田敬二が「菊田一夫演劇賞特別賞」を拝受いたしました。
父が長年続けて来た「ロマンチックレビュー」シリーズに対しての功績が認められた受賞です。
関係者の皆様、そして何より今までご覧いただいたファンの皆様、本当にありがとうございます。
受賞に際してのご挨拶は以下の通りです。
「本日は素敵な賞をいただきまして、ありがとうございます。とても嬉しいです。実は私は1963年に宝塚歌劇団に入団しまして、その年の6月に菊田一夫先生の『霧深きエルベのほとり』という作品が上演されることになりまして、私は見習い助手としてその作品につかせていただくことになりました。
それが初めての仕事でした。最初の2か月なので稽古場で何もできなかったのですが、その作品は大変な名作でして、その後宝塚でも何度もリバイバル上演されております。それが私と菊田先生との初めての出会いです。
その後5年経ちまして、私が演出家に昇格いたしまして、初めて憧れの東京宝塚劇場で私の『青春のプレリュード』という作品が上演されたのですが、そのとき東宝の専務理事だったそうですが、菊田先生がその作品をご覧になって、『とても新鮮な作品だった』とほめてくださったと聞いております。
私は(先ほど)ご紹介いただいたように宝塚歌劇団で主にレビューを作っております。70本ぐらい作っておりますが、その中でも最近は「ロマンチックレビュー」といサブタイトルをつけまして、(「男はつらいよ」の)
山田洋次監督に対抗いたしまして…。
昨年「愛、Love Revue」という作品を作りました。
宝塚は元々パリやニューヨークのレビューを模範に作られたものですが、私としては宝塚の、日本のオリジナルレビューを作りたいという事で、スタッフの皆様にもご協力いただいて、日本人の琴線に触れるような作品を作りたいという事で、ロマンチックレビューシリーズを23本作ってまいりました。
ただ、レビュー作家というのはミュージカルの作家に比べて評価がしにくいみたいで…(審査員の皆様の顔を見る)(審査員の皆様苦笑)
音楽も衣装も装置も含めて多岐にわたっているので、中々完成度が高い作品というのが出来ないんですよね。
そんなことで、(他の受賞者の皆様から)先ほどから何度もお名前が出ていました、「エリザベート」の演出家が、私とはその前(小池修一郎先生が助手&若手だった頃)に15年間も一緒に仕事をしていたのですが以前、「菊田一夫演劇賞をとるなら、レビューじゃダメですよ先生!」と、まあ言いたいことを言ってくれまして…(爆笑)
そんなこともあって私は菊田先生には申し訳ないけれども縁がないのかな?と思っておりましたら、今回素晴らしい賞をいただきまして、本当に嬉しいです。
というのは私に続く後輩たち、レビューの作家たちにも新しい道が開けたのではないかな?と思います。
選考委員の皆様もありがとうございます。今後は若手の演出家もよろしくお願いいたします。
今日は本当にありがとうございました」