10年前の秋葉原風景
終戦から5年。昭和25年にオープンした「ラジオガァデン」は秋葉原に開設した3番めのラジオ部品や電気部品を売るマーケットだ。終戦から少し後、神田須田町交差点から神田小川町交差点付近まであったラジオ部品や電気部品を売る露店街があった。これらは警察の許可を得て営業していた集団であり、俗に言う闇市とは”違う”合法的な販売形式だった。紆余曲折を経て露店商は秋葉原エリアに移動する事になる。秋葉原はまだ数えるほどの電気関連問屋と青果市場のみが目立った存在で、東京でも目立つようなエリアでは無かった。 ラジオガァデンの場所は露店商のリーダーであった山本氏が選んだ。移転に際しては建物の準備などに遅れがあったが、約20店がオープンした。隣には交通博物館がありお土産品などを販売した時期もあったが、秋葉原駅周辺の隆盛から取り残され店舗の閉店が続く。ラジオストア・ラジオデパート・ラジオセンター・ラジオ会館、仲間のような多くの商業施設が建て替えて初期とは違う外観になったが、ラジオガァデンだけは
”ほぼ”昭和25年のオープン当時の形状を残している秋葉原を史跡のような場所だ。(2016年6月11日撮影)