ぼくらがキノクロスにこだわる理由。
スプラウトは土ではなく、水で育てる「水耕栽培」の野菜です。
実は、その根元には「培地」と呼ばれる土の代わりとなる素材が使われています。
培地にはウレタンなど様々な選択肢がありますが、僕らは「キノクロス」を選んでいます。
キノクロスは、木材パルプ(植物由来のセルロース)や生分解性バイオマスプラスチックを主原料とした環境に配慮した不織布です。一定の条件下では自然に分解される特性を持っています。
僕らがこの培地にこだわる理由は、野菜を育てるためだけではありません。
収穫後に規格外となったスプラウトは、牛の飼料として活用されています。
牛が食べ、牛ふんが堆肥となり、その堆肥でお米が育つ。
さらに、その牛のミルクからジェラートがつくられる。
そんな地域の循環を実現できるのも、牛が安心して食べられるキノクロスだからです。
今、種や資材、電気代など、農業を取り巻くコストは大きく上昇しています。
キノクロスも例外ではなく、原料価格は年々上がっています。
それでも僕らは、できる限り安定した価格で皆さんに野菜を届けたいと思っています。
そして、野菜をつくって終わりではなく、規格外品も地域の資源として循環させる農業を続けていきたいと思っています。
スーパーで僕らのスプラウトを見かけたら、ぜひ少しだけその背景を思い出していただけると嬉しいです。
皆さんの「おいしい」の一言が、農家にとって何よりの励みになります。
これからも富山県産スプラウトをよろしくお願いします。