【メイショウタバル解析】
宝塚記念を勝ったのは、
16 メイショウタバル。
ただ今回の勝利は、
単純な「逃げ切り」ではありませんでした。
むしろ一番大きかったのは、
逃げ馬が逃げずに、
番手で我慢して勝ったこと。
ここだと思います。
レース直前、
阪神競馬場は急な雨。
馬場は良から重へ。
正直、この急な雨までは、
事前予想には入れ切れていませんでした。
ただ、重馬場になって問われたのは、
切れ味よりも、
位置取り、
持続力、
そして4角で勝負圏にいる力。
この条件は、
メイショウタバルにかなり向きました。
ただし、
タバルが強かったのは、
雨が降ったからだけではありません。
今回、9 コスモキュランダがハナへ。
1000m通過は60.3秒。
重馬場の阪神芝2200mとしては、
決して楽な流れではありませんでした。
その中で、
メイショウタバルは無理に逃げ争いをせず、
コスモキュランダを見ながら番手。
ここが本当に大きかった。
タバルはもともと、
前に行ってこその馬というイメージが強い馬です。
ただ今回は、
逃げて勝ったのではなく、
番手で我慢して、
リズムを崩さず、
最後まで脚を使い切った。
ここに、この馬の成長が出ていたと思います。
直線では、
5 クロワデュノールが迫ってきました。
普通なら、あそこで苦しくなる場面。
それでもタバルはやめなかった。
重馬場の阪神2200mで、
最後まで踏ん張り切った内容は、
展開利だけでは片づけられない勝利でした。
2着の5 クロワデュノールも強かったです。
直線では前を捉える勢いもありましたし、
力はしっかり見せました。
ただ、勝ち馬が本当にしぶとかった。
3着の1 ダノンデサイルは、
内で立ち回りながら、
重馬場でも最後まで脚を使いました。
そして、
4着の9 コスモキュランダ。
これは別で書いた通り、
今回かなり内容のある好走でした。
まさかの逃げで、
最後はアタマ差の4着。
有馬記念2着で見せた持続力と、
阪神2200mへの適性は、
しっかりレースに出ていたと思います。
一方で、
17 レガレイラは重馬場で差し届かず。
能力を否定する内容ではありません。
ただ、今日の馬場は、
直線だけで差すには厳しかった。
4角で勝負圏にいた馬が強いレースでした。
今回の宝塚記念は、
「逃げ馬が逃げて勝ったレース」
ではなく、
「逃げ馬が番手で我慢して勝ったレース」
そう見るのが一番しっくりきます。
そして最後にもうひとつ。
レース後、武豊騎手はフランス遠征にも触れていました。
宝塚記念連覇。
重馬場の阪神2200m。
逃げずに番手で我慢して、
クロワデュノールを振り切った内容。
もしこの先が凱旋門賞挑戦なら、
今回の勝利は、
その挑戦へ向けた大きな証明になったと思います。
逃げ馬が、
逃げなくても勝てる。
この成長を見せたメイショウタバルが、
フランスでどんな競馬をするのか。
そこも楽しみにしたいです。
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