「ブランディング=発信」なる誤解あるよなぁ。それはブランド3要素のうちの一つでしかない。
発信は目立ちやすく、数値管理もしやすく、成果も見えやすく、ツールも豊富なことから「やりやすい」「やりたがる」のも良くわかる。
しかし、本質的に大事なのは、「自分たちは何者か」「自分たち「らしさ」「ゆえ」は何か」をじっくり磨き、研ぎ澄ます所作なんだよね。
「見えやすい」「目先の成果」だけを追う、ポジティブケイパビリティ(一辺倒)とブランドはある意味相性良くないです。ネガティブケイパビリティが試されます。
PRやブランディングというと、SNSで毎日イキって発信してフォロワーを何万人も集めるような、いわゆる「マーケティングのハック」を想像されることが増えたなあ、と思います。
そういうアピールは派手なネオンサインのようなもので、たしかに一瞬人の目はひくかもしれない。
けれど、本当に深く悩んでいる人が求めているのは、本当に興味を持ってくれるのは、そんな眩しい光ではなく、足元を静かに灯す温かいランプのような存在なんじゃないか…と僕は思うんですよね。
最近のSNSは、「こう書けばバズる!フォロワー爆増!」といった小賢しいテクニックでタイムラインが埋め尽くされている。
でも、そんな手軽なノウハウで自分を満たしてしまうと、本当に大切な、「価値観」や「らしさ」という本来伝えるべき大切な要素を入れこむ余地がなくなってしまうと思いませんか。
僕自身、企業で広報の仕事もしていますが、人目につく打ち上げ花火のような露出や自らを過度に良く見せるような発信より、不完全さや足りないところも正直に認めた「等身大の広報」が必要とされていることを痛感しています。
ありのままを伝えるためには、想像以上の努力が必要ではあるんですけどね。
キャリアコンサルタントとして危機感を覚えるところですが、世間には不安を煽って集客する、まるで怪しげな健康食品のようなキャリアビジネスが溢れている。
僕は、そういう相手を不安や焦りでコントロールしようとするような作為的な態度はきっぱりと拒絶したいな、と思います。
完璧じゃなくても、多くの目をひかなくても、手触り感のある言葉で「らしさ」が届くべき人に届けばいいじゃないですか。