人と一緒にいたいけど、喋りたくない夜がある。
VRChatで「無言勢」という存在を知ったとき、私は正直かなり救われた気持ちになりました。
ソーシャルVRを楽しむ人の20%以上が、あえて「喋らない」という選択をしているらしいです。
そのうち約7%は、どんな状況でもマイクを使わない「常に無言」スタイルを貫いているとのこと。
これを知って、なんか分かるわってなった。
仕事でへとへとになって、もう今日は一言も声を出したくない。
でも、真っ暗な部屋でひとりでいるのもちょっと寂しい。
そのどうにもならない矛盾した気持ち、すごくリアルだと思うんですよね。
コミュニケーションって、言葉を交わすことだって思われがちです。
でも現実には、ただ誰かと同じ空間にいるだけで気持ちが落ち着くこと、ありませんか?
カフェで作業するのが好きな人って、別にそこにいる人と話したいわけじゃないですよね。
人の気配とか、適度な空気感が欲しいだけで。
VRChatの無言勢って、あれと同じ感覚だと思う。
アバターを身にまとって、誰かがいる空間に存在するだけ。
声を出す必要も、気を遣う必要も、面白いことを言う必要もない。
ただそこにいるだけでいい。
個人的には、これって意外と現代人にとって必要な過ごし方なんじゃないかと思っています。
毎日ずっと何かを喋り続けて、リアクションして、気を遣って、空気を読んで。
そういう生活を続けてたら、声を出すこと自体が消耗になってくる。
でも「もう誰とも関わりたくない」と「ひとりは寂しい」は、同時に成り立つ感情です。
その両方を抱えてるのって、別に矛盾でも甘えでもない気がする。
無言でいられる場所がある、というのはかなり大事で。
現実の友人の家に無言でお邪魔するのは難しいけど、VR空間ならそれができる。
声を出さなくていい代わりに、存在することは許されてる。
孤独とも違う、群れているわけでもない、その中間みたいな感覚。
私はそこに、思ってたより大きな需要があると思っています。
疲れた日に誰かと喋りたいわけじゃないけど、ひとりでもいたくない人に、バーチャルの無言空間って実は刺さるんじゃないかって、最近わりと本気で考えてる。