そういえば、これ、1年以上前に「貫徹力」とか言い出した時に書いたけど、結局、この後、誰がみてもやらない目標だったとか言ってんだよな。本当にご都合主義であり、無責任体制だ。30大会で幹部会の総入れ替えを求める。
【主張】幹部会は職を賭して自らの「貫徹力」を示せ
<長文スルー>
日本共産党は1月10、11日開催の第4回中央委員会総会で、4月末までに「500万要求対話」運動の方針を策定したが、1か月近く経過した2月4日の幹部会報告では、その達成状況がわずか30万にとどまっていることが判明した。
田村委員長は幹部会での報告で、当初の目標と帳尻を合わせるため、「2月末までには200万、7倍程度の規模の対話が求められる。これを本当にやり切ってこそ、選挙にも勝てる…200万という水準まで必ずもっていく」と発破をかけた。しかし、支部での取り組みの状況を見ると、果たして本当に達成できるのか疑問符がつく。
例えば、毎月1万人を目標にしていた入党の働きかけは、1月は1247人、入党申し込みは152人にとどまり、2024年1月の第29回党大会後に最少となった。全体の67・5%にあたる210地区で入党者がゼロだったという。
4中総では「(党員拡大は)毎月2000人の目標にはかなり距離があり、現勢での後退が続いている。読者拡大でも、党大会時の現勢から後退傾向となっており、前進の軌道にのせられていない」という状況を指摘していたが、その3週間後には、山下副委員長が「全体として、運動が止まってしまっている現状」「この現状を1月から2月には何としても打開することを訴えたい」(1月29日「緊急の訴え」)と言わざるを得なくなった。
2月に入っても、「党員拡大は『止まってしまった』という状態を打開できていません」(幹部会への問題提起)とまったく状況は変わっていない。
問題は、このような状況に陥っているにもかかわらず、「止まってしまった」原因についての真剣な分析がなされず、「足を踏み出せば、ここでも広大な条件はあります」(山下副委員長)と精神論での突破をはかろうとしていることにある。田村委員長も、「党員拡大と読者拡大。これも2月は自ら決めた目標を必ずやりきる。目標を貫徹する」「私たち幹部会委員一人一人がどこまで貫徹する力を発揮できるか。それがこの2月の活動に、そして「大運動」全体の成否にかかってくるという構えでのぞみたい」と決意を語るだけだ。
ここで、「貫徹する」という幹部会の決意について思い起こすのは、松竹伸幸氏を除名したことにより批判を浴び、2023年の地方選で議席を後退させた後の志位氏らの言明だ。
2023年7月24日の幹部会で志位委員長(当時)は「党攻撃を前進の力に転化する攻勢的な政治指導を」として、「これらの方針を最後まで貫徹する――『貫徹力』が私たちに問われていると肝に銘じて頑張りたい」と述べている。
あるいは同年8月の全国都道府県委員長会議での内田裕福岡県委員長の特別発言はどうか。内田氏は、自らの政治指導の成果を誇り、「『地区が問題だ』『支部が問題だ』と言っていたらおそらくゼロ地区を残したまま終わっていたと思います。『ここにいたってもゼロ地区を残しているのは、地区委員会の問題ではない。県常任委員会の指導の貫徹力の問題だ』と考えたからこそ突破できた」と述べていた。
志位氏が「肝に銘じた」という貫徹力が発揮され、攻勢的な政治指導とやらが、どの程度、貫徹できたのか。その答え合わせは、2024年1月の党大会後、党員数・読者数が、ともに減少の一歩をたどり、党員拡大の到達が最低規模におちこんだ状況を見れば、火を見るよりも明らかだ。
そうした状況の打開を目指した4中総ですら、1か月たっても「読了」した党員は18.5%と2割に満たない水準にとどまっている。これで「貫徹力」が発揮されたと言えるのだろうか。
ここまで組織を崩壊させた原因は、松竹氏を除名し、それに異論を唱えた神谷貴行氏を除籍し、さらに神谷氏を擁護した党員らを次々除籍していくという、きわめて閉鎖的な党運営の問題がある。
党員拡大が「止まってしまった」背景にも、異論を唱える党員への対応について、世間から厳しい目を向けられており、党員に確信が薄れているのではないかと考える。
田村委員長は幹部会会議のまとめで、「現状打開の方向性というのは、この会議で見えてきました。しかし、そこで終わらせたら、いい会議であったけど結果が出なかったということになったら、選挙は勝てません。党大会で掲げた党づくりの目標達成はできません。この責任をお互いにしっかりと握って、2月の実践にとりくむことを重ねて強調して、討論のまとめとしたい」と述べた。
200万対話という過大な目標を掲げてそのまま進むというのであれば、目標が達成できなかったときに、その政治指導の責任を果たせなかった点について自己批判し、幹部会は総辞職するべきだ。それくらいの覚悟を持って挑まない限り、「結果がでなかった」ということに終わるだろう。