クリーニングに出したのに服が傷んだ――その原因、「素材との相性」かもしれない。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(全ク連)が発表した技術情報によると、令和7年度にクリーニング綜合研究所が鑑定した事故衣料品は73件。前年度から1件増えており、減少傾向にない。
報告で特に注目されているのが「ドライ溶剤×ポリウレタン糸」の組み合わせ。ドライクリーニングに使う溶剤がポリウレタン糸を劣化させ、縫い目がほどけたり素材が変形したりするケースがある。ストレッチ素材や水着・スポーツウェア系に多く使われる素材だけに、対象は広い。
皮革製品でも素材の特性に起因する事故事例が複数報告されている。
宅配クリーニングを安心して使うための確認ポイントは3つ。
① 申込み前に「素材・品名」をタグで確認し、業者に素材を伝える
② ポリウレタン混・本革・合皮などデリケート素材は事前問い合わせを
③ トラブル時の補償規定(クリーニング事故賠償基準)を確認しておく
業者側の技術品質を見極めることも重要。事故事例を業界団体と共有し研究改善を続けている宅配クリーニング業者を選ぶ視点が、長期的にはリスクを下げやすい。
出典:全ク連・技術情報2026年6月号
#宅配クリーニング#衣類ケア