これに共感出来る人、カフカの『判決』を読んでみて欲しい。短編なので読みやすいと思う
この作品は「意味が突然"成立してしまう瞬間"」を書いていると思ってる。父との会話、友人の話、結婚の話、当たり障りのないそれら全てがただの出来事として並んでいるだけなのに、ある瞬間にそれらが急に一本の線で繋がる。そしてその線が「お前は死刑だ」という結論に帰結してしまう。そんな話である
世界は暗喩に満ち溢れていて、時折我々はその濁流に呑まれそうになることがある
本当に恐ろしいのは、幻聴や妄想といったわかりやすい狂気じゃない
意味なんだよ、意味、意味が襲ってくる
コンビニの店員の視線、客の咳払い、流れてきた広告、本来なら単なるノイズで済まされたはずのものが暗喩を帯びて、ありもしない巨大構造を僕に見せつけてくる