「動くサイトは悪」「動かないサイトはつまらない」という二択で語ること自体がもったいないと思っています。
例えばAppleの製品サイトには、スクロールに連動する映像や手に取るような質感の演出がある。あれはブランドの世界観そのものが競合優位性だから、動きに投資としている。
一方、Stripeのサイト。決済インフラという商材に対して、余白と構造でミニマルに設計している。装飾を削ぎ落とすこと自体が戦略であり、速度と明瞭さが「開発者に選ばれる理由」になっていると思います。
これまで500サイトほどの構築に携わったことがありますが、Webサイトのデザインは競合優位性の設計であり、市場や競合の動きを注視せず、一元的に意思決定するのは危ない。
時間軸も重要で、短期のCVRだけで判断すると、中長期でブランドが毀損される事があります。
逆に、ブランドを磨いて3年後の指名検索を作ろうとすると短期的にキャッシュが尽きて死ぬこともある。
会社やブランドの生死を背負う重みを理解して、判断できるのが優れた決裁者だと思っています。
自社やクライアントがどうあるべきかを見極めて、意志ある判断をする作り手が増えてほしい。