ウィーン交響楽団(ペトル・ポペルカ指揮)を聴きに行ってきた。
紡ぐ音の調和と豊潤さに一音目から圧倒されて、その美しさに何度も泣きそうになってしまったけれど、そう感じたのはわたしだけじゃないはずだ。
あんなにも大喝采、そして鳴り止まない拍手を聞いたのは初めてだったから。
かてぃんくん(角野隼人さん)のソリスト演奏もこれまた素晴らしく、なんて贅沢な時間だったんだ、と振り返るたびに頰が緩んでしまう。
(今回演奏したのがラヴェルだったんだけど、普段ともすれば睡魔との戦いになる第二楽章がすごく良くて、クラシック界のベストオブメロい男はラヴェルだなと確信した。)
指揮者が楽譜から作曲者の意図を汲み、自分の解釈を織り交ぜた曲をすべての団員が完璧に理解し、寸分の狂いもなく表現する。
オーケストラの演奏を聴くたびにその崇高さに感動するけれど、とりわけ今回の演奏はとんでもないものを聴いてしまったと、驚嘆が入り混じる特別なものになった。
また来日した際にはぜひ聴きに行きたい。