ガッツ石松さんは、ガッツさんが監督した「カンバック」のメイキングのADで一度だけお会いした。ただ、その時の印象はワンシーン出演していた若山富三郎が強く。ディレクターが「ガッツさんは監督としてどうですか?」と聞くと「いいわけねえだろ!オレは市川崑や深作欣二とやってんだぞ!そういうことじゃねえんだよ!この映画は!ガッツに恥かかすようなこと聞くな!」と、まあそらその通りでしょうが、、、、と。撮影は矢田行男さんで、矢田さんは良かったけど、周りの演出部がガッツさんと真面目に仕事していなかった。ガッツさんが芝居の演出はできないのが分かっていて、監督主演で、一人で悪戦苦闘していても腕を組んでみているだけ。好きにやらせているといえば聞こえは良いが、ガッツさんが「これあんたにやってほしいんだよ」と言ってもなかなか動かない。この頃の異業種監督に対する日本映画のスタッフたちは良くない対応をしていたと思う。
結果できた映画はそんなに悪くない。ガッツ石松の思いの丈は映っている映画になっていた。特に試合シーンはいいです。