これより、英国、イタリアを訪問し、続いてG7エビアン・サミットに出席するため、フランスを訪問いたします。
英国、イタリアにおいては、スターマー首相、メローニ首相との間で、東アジア情勢、中東情勢、ウクライナ情勢などについて議論するとともに、安全保障分野やAI、量子、宇宙、半導体、洋上風力といった分野でも、先端技術開発やサプライチェーン強靱化に向けて二国間の連携を強化すべく、両国首脳としっかりと議論をしてまいります。
私にとって初めてのG7サミットになりますが、エビアン・サミットでは、中東、ウクライナ、インド太平洋といった地政学的危機への対処に加えて、中東情勢を踏まえた、自由貿易と法の支配を前提とした、エネルギー安全保障や市場の安定化に向けた連携、重要鉱物等のサプライチェーンの強靱化などの喫緊の課題について首脳間で率直に議論し、G7が連携・結束して国際社会の諸課題への対応を主導していくという姿勢を示したいと思います。
具体的には、エネルギー安全保障について
①G7の同志国で連携し、不当な輸出制限などに反対し、対抗すること
②アジアなどの石油備蓄強化の支援とIEAとの連携を進めること
③産油国と消費国の連携を強化し、威圧的な行為を無力化すること
といった三つの提案を通じて、日本が主導する「パワー・アジア」の理念を、国際社会へと広げていきます。
また、重要鉱物については、日本が主導してG7各国の備蓄制度立ち上げを支援するとともに、各国の制度の相互連携を行う、共同備蓄連携構想を提案する予定です。
私からは、インド太平洋の視点も含めて、日本の立場と取組を積極的に発信したいと思います。
G7らしい、首脳間での密度の濃い議論を楽しみにしています。