男系天皇、女系天皇議論のキーマンとも言える「継体天皇」について調べたら、すごく興味深かった。
第26代、継体天皇はけっこう謎の天皇で、先代の第25代、武烈天皇が男子を残さず崩御したので、今の福井県あたりから大和にやってきて、自分は応神天皇(15代)の五世孫だと言って天皇に即位した。
先代の武烈天皇には血縁のある姉妹がいたのに、わざわざ遠方から5世代(200年)もさかのぼる継体天皇を即位させたのは、男系継嗣にこだわったからだ。
というのが、男系支持派の主張です。
一方、200年も遡って血統を証明するなど不可能。
実は継体天皇とは北方からやって来て「ヤマト王権を乗っ取った新王朝の創始者」ではないかという、王朝交替説も、歴史学では根強くあります。
歴史的事実としては、継体天皇は間違いなく実在し、継体天皇から現在の今上天皇まで約1600年、男系継承が続いています。
しかし、その実証可能な歴史の最初にいる継体天皇が、神武天皇以来の万世一系を繋いだ天皇なのか、もしくは旧王朝に成り代わった新しい支配者だったのか。
それは証明できないミステリーです。
不敬で恐縮ですが、大変興味深い話だと思います。
最後に僕の意見を言うと、「万世一系」は日本が繋いできた神話として尊重しつつも、証明できない話やDNAレベルの話を根拠に男系継承こだわるのではなく、万世一系の物語の末裔であり、今を生きておられる皇室の方々を尊重し敬愛し、現代の価値観にあわせて、女系天皇、女性天皇を歓迎するのが、国民の総意に近いのではないでしょうか。