物凄くタイムリーなトピック😉
◤現代日本文学の文体が幼稚すぎる問題◢
ちょうど先週のYouTube生配信で私が言及した問題だ。
なぜ、現代の日本文学、日本の出版社から出ている作品の文章には硬質な味わいが感じられないのか?
例えば、三島由紀夫の文章は、文頭から句点に至るまでのあいだに二重三重に要素が複雑に絡まり合いながら、話の向かう先が曲線のように捻れていく。一つの文章を読み切るだけで疲労感すら感じさせるような、あの重たさみたいなものが、現代の日本文学にはまるで感じられないのだ。すぐに意味が理解できる、単純で、直線的な軽い文章が連続していく。
先日の生配信中に私が「今の日本の出版社って、作家が三島的な硬質な文章を書いたら、"そうじゃなくて、もっと分かりやすく書いてください"、みたいな感じで編集者から圧力かけられたりしてんのかなあ?」と問いかけたら、視聴者さんから「吉本ばななの『TUGUMI』って作品以降、幼稚な文体が流行って、今に至っている印象です」というコメントをいただいて、なるほどな、と妙に納得した。
(ちなみに、去年私に出版話を持ちかけてきた編集者は、私の書く文章に対して、"もっと分かりやすくしてほしい"、としきりに圧力をかけてきたので、最終的にその話は断りました)
彩さんのご指摘は文学ファンとして真っ当だと思う。国内外問わず、古典を読んでいるときに感じられる文章の硬質さが今の日本文学にはないので、読後の満足感が足りないのだ。
引用元の投稿はバズっている分、誤解されている方も多いだろうが、彼女が補足されているポストや、他の方への彼女の返信ポストも是非読んでほしい。
そして彼女の「文章のレベルが低すぎる」という指摘がよく分からないのなら、この議論に参加してはいけない。
彼女が引き合いに出している作家は三島由紀夫やジェイン・オースティン、サマセット・モーム、ヘンリー・ジェイムズだ。
ヘンリー・ジェイムズなんて、私は昨年『大使たち』を読んで感動のあまり長文感想ポストをしてしまったくらいだが、とにかく文章のレベルが異常に高い。上記の"捻れ"をしまくっている。
このニュアンス、彼女が言わんとしていることが通じていない人は多そうだ。
オーディブル読書するようになったので、ここしばらく現代日本作家の作品をいくつか読んだんだけど、本当にこれが現代文学と言われるやつなの? と訳分からんくらい面白くない。
朝井リョウも村田沙耶香も遠野遙もみんな面白くない、というかつまらない。
という話を夫に言ったら→