昨日の続きです。
👨⚕️
「胸水・浮腫・乏尿があるので、
フロセミドでいいですか?」
この相談で、最初に考えるのは
「利尿薬を使うかどうか」
ではありません。
先に見るのは、
"血管内volumeがどうなっているのか"
です。
胸水や浮腫は、
「体のどこかに水がある」
ことは示します。
でも、
「血管内に十分な水がある」
ことは保証しません。
特に、
Alb 1.9
食事摂取低下
腎機能悪化→腎前性?
胸水→胸膜炎による二次性?
この文脈では、
水が血管の外に漏れているだけで、
"血管内はむしろ足りない"
ということがあります。
この状態で、
胸水、浮腫を見て反射的に利尿をかけると、
尿量が増えるどころか、
腎血流をさらに落として
病態が悪化する可能性があります。
大事なのは、
「浮腫があるから利尿」
でも
「尿が出ないから利尿」
でもなく、
血管内ボリュームがどうなっているかを、
先に評価することです。
利尿をかけるかどうかで対応に迷う時
"利尿薬の知識がないから迷う"
というよりも実は
"血管内volumeの評価が有耶無耶だから "
迷っていることが多いです。
👨⚕️
「胸水と下腿浮腫があって、
尿も全然出ていません。
フロセミド使っていいですか?」
🫀
「ちょっと待って。
その人、どういう人?」
👨⚕️
「SLEです。
ループス腎炎かもしれなくて、
Alb 1.9です。
腎機能も悪くなっています」
🫀
「食事は?」
👨⚕️
「あまり食べられていません。
胸水と浮腫があるので、
点滴は控えめです」
🫀
「尿を出すことより
やらなくちゃいけないことを
飛ばしているよ」
浮腫がある。
胸水がある。
尿が出ていない。
この3つが並ぶと、
つい「尿を出したい」と考えたくなる。
でもその前に
一番大事なstepをを飛ばしています。
さて、何が問題なのでしょうか。
明日、この場面の考え方を整理します。