気づいてるか?
タイミーの金融事業参入が話題だが、AI時代は「資本 vs 労働」の対立軸が「最適化する側 vs 最適化される側」へズレる。つまり、労働者は、
『自分に最適化されたAI』を持っておかないと確実に損する側に回ってしまう。その理由と新たなビジネスチャンスについて解説する。まず押さえてほしい大前提として、これまで世の中の対立は「会社(雇う側)vs 働く人」という分かりやすい形だった。でもこれからは「賢いAIを持っている側 vs 持っていない側」に変わっていく。
なぜか。いまは会社やアプリが、AIを使って「誰にどの仕事を見せるか」「いくら払うか」「いくら貸せるか」を一人ひとり細かく決められるようになった。AIはあなたの行動データを大量に見ているから、ある意味あなた本人より「この人はお金に困っている」「この条件でも受けるはず」を正確に読む。
たとえばスキマバイトのアプリで、借金がある人にはこっそり「安くてキツい仕事」ばかり表示する、なんてことも技術的にはできてしまう。いちばん怖いのは、あなたの画面には「自分へのおすすめ一覧」が出ているだけだから、損していることに自分では気づけないことだ。
しかも人によって表示される画面が全部ちがう。隣の人がもっと良い条件を出されていても、見えない。だから「みんなで声を上げる」という昔ながらの対抗手段が効きにくい。一人ひとりが、静かに、バラバラに、不利な側へ流されていく。これがAI時代のいちばん厄介なところだ。
じゃあどうすればいいのか。
答えはシンプルで、「自分の味方をするAI」を持つことだ。提示された仕事や金利を見て、「これは安すぎる」「別のアプリならもっと良い」「ここは断っていい」と教えてくれる相棒のようなAI。これがないと、気づかないまま負ける側に回ってしまう。逆に言えば、ここに大きなビジネスチャンスがある。
ひとつめは、まさにこの「働く人の味方AI」。複数のアプリを横断して条件を比べ、不利な提示を見抜き、交渉まで手伝ってくれるサービス。会社側がAIで武装するなら、働く人にも武装が必要になる。
ふたつめは、「自分の働いた実績を、自分のものとして持ち運べる」仕組み。まじめに働いた記録は、本当は最強の信用になる。それを一つのアプリに囲い込まれず、ローン審査や部屋探しに自分の意思で使えるようにする。
みっつめは、中小企業向けの「搾取じゃない前借り・少額融資」を出せる福利厚生サービス。急な出費に、優しい条件で対応できる仕組みをパッケージで提供する。プラットフォームの逆を行くぶん、信頼で勝てる。
結論。
AIは敵にも味方にもなる。違いは「誰のために働くAIか」、ただそれだけ。だからこれからは、一人ひとりが自分専用のAIを持つのが当たり前の時代になる。そして、それを作って配る側にこそ、大きなチャンスが眠っている。
やるしかねえ。Don’t Work!