某SNSの投稿を拝見し非常に悲しいため、
歌の専門家である私なりの見解を綴ります。
NEXZのライブを見て「被せが多い」と感じる方もいるかもしれません。でも実際には、彼らは激しいダンスをしながら生歌で歌っています。
K-POPのライブでは、歌を安定させるためにガイド音源やコーラス音源が流れることがありますが、それと「口パク」や「被せ主体」のステージは別物です。
NEXZはマイクを通した生の声がしっかり聞こえますし、メンバーごとの声質や息遣い、その日のコンディションによる違いも感じられます。
あれだけ踊りながら歌うこと自体が非常に高度な技術です。一度、歌声の揺れやブレス、アドリブに注目して聴いてみると、彼らがどれだけ本気で生歌に挑んでいるか伝わると思います。
「被せだから簡単」と思われがちですが、NEXZは違います。全力のダンスをしながら音程を保ち、ラップを刻み、ハーモニーを作る。
その中で聞こえる息遣いや声の揺れこそが生歌の証です。NEXZのステージは、ダンスパフォーマンスとボーカルを両立させるために積み上げられた努力の結晶だと思っています。
生歌かどうかを判断する時は、「音源と同じか」ではなく、「毎回同じではないか」を聴いてみてほしいです。
NEXZは公演ごとにブレスの位置も、声の張り方も、アドリブも違う。だからこそ私は彼らをアイドルというより、ライブで勝負するアーティストだと感じています。