うお!
コロコロコミックからドラえもんが消えたとは~!!
月刊コロコロコミック2026年5月号で、ドラえもんの再掲載が49年の歴史に幕を下ろしました。
アニメのオープニングクレジットからも「連載:コロコロコミック」の文字が消えています。
コロコロは1977年にドラえもんを読むための雑誌として創刊されました。
その創刊号を飾った作品が、49年後に同じ出版社の編集上のミスで締め出されることになったのです。
今年1月と3月、コロコロはわずか2ヶ月の間隔で同一のドラえもんエピソードを重複掲載しました。
小学館は3月17日にコロコロオンラインで公式のお詫びを掲載しています。
ミスそのものより深刻だったのは、その後です。
編集長を含む幹部3人が揃って藤子・F・不二雄プロに謝罪に訪れましたが、謝罪の席でさらに失言を重ね、藤子プロ側が途中で退席したと伝えられています。
この席での発言内容は現時点で公式に確認されておらず、業界関係者の証言をもとにした情報です。
その結果、編集長含む幹部3名が更迭および出勤停止になったとされます。
小学館は「編集部の方針」以上のコメントを出していません。
ここで注目すべきは、誤掲載から2号後に連載が終了しているという時系列です。
アニメOPからのクレジット削除、次号以降のアニメ情報掲載なし。
これらは円満終了であれば必要のない対応です。
藤子プロの現社長は藤子・F・不二雄先生の次女にあたる方が務めています。
父親が半世紀をかけて作り上げた作品を、出版社側が誰も読まずに同じ話を2度掲載した。
その謝罪の席でさらに何かが起きた。
権利を守る立場からすれば、引き上げの判断は合理的です。
出版業界の文脈でこの案件を読むと、背景が見えてきます。
小学館は今年2月、漫画アプリ「マンガワン」で性加害で有罪になった作家を別名義で再起用していたことが発覚し、公式に謝罪しました。「人権・コンプライアンス意識の欠如があった」と自社で認めています。
3月にはさらに別の作品でも同様の問題が判明し、第三者委員会の設置に追い込まれました。
マンガワン問題とコロコロ問題は直接連動していませんが、組織の意思決定の品質という点では同じ問いを指しています。
最重要コンテンツを扱う部署が同一エピソードを2ヶ月で重複掲載し、謝罪に赴いた幹部がさらに相手を怒らせる。
これは個々の担当者の不注意というより、作品や権利者を軽く見る慣行が組織に染み込んでいたとき起きる種類の失態です。
ドラえもんは1969年に学習雑誌でスタートし、その後アニメ、映画、単行本へと広がった。
小学館を今の規模に育てた作品の一つといっても過言ではない。
その作品の再掲載を誰も確認せずに通し、権利者に二度目の無礼をはたらいたとすれば、49年分の関係が一つの謝罪席で終わったことになります。
今後、小学館と藤子プロの関係がどう推移するかは未確定です。
ドラえもんは映画も学年誌もアニメも継続中であり、作品そのものは守られています。
ただコロコロは創刊の理由を失いました。
来年2027年はドラえもん生誕100年の前哨戦となる2026年映画公開の翌年にあたり、アニメ放送開始から48年目です。
その節目を前に、コロコロの表紙からドラえもんが消えたことの意味は、業界外の人にこそ知ってほしいと思います。