電車も走ってない県だからなぁ(四国民は分かるやつ)
石上純也さんの展覧会中止問題について、後藤田正純知事の臨時記者会見を見ました。これはやばい。独裁国家の王様かなと思いました。まだ令和の日本にこの感覚の人がいるんですね。
まず表現の自由の大切さを一切わかっていない。県に関連する施設で県の批判などしたらダメだと信じている。そんなことがまかり通れば、デモも平和集会も勉強会も禁止ということになる。戦前に教育を受けた方なの?
石上純也さんは世界で評価されている建築家なんですが、その展覧会を開くことが「少年少女に悪影響を与える」とまで言っている。何かのギャグなのかな。
その上で僕のような部外者でもわかる嘘を二つついている。
一つ目の嘘。石上展覧会の内容を「県政批判」と表現している。これは完全に嘘。予定されていた展覧会は、石上ホール案の模型と設計図を展示した、非常に大人しい内容。政治的な文言だとか、恨みとかも何もない。
しかもこの案は、徳島県と今でも契約が続いている状態(基本協定が継続中)。徳島県と契約の続いているホール案の展示がなぜ「県政批判」なのか。
二つ目の嘘。展示会場の管理者が展覧会に「恐怖感」を抱いて県に相談にきた、という点。僕は直接、その方と会っていますが、全く違うスタンスでした。この点に関しては、明日以降地元メディアが報じてくれるのだと思います(板挟みになっても申し訳ないので詳細は書きませんが)。
そして徳島県建築士事務所協会の会長に知事が圧力をかけたかどうかという点について。ここは真っ向から意見が対立していて、状況証拠しかない。
ただ会見中の記者とのやり取りでも、知事がこれまでの発言で間違ったことを述べていたり、記憶に曖昧な部分があることを認めるシーンがあった。
つまりあまり記憶力がいい人ではないのだろう。それにもかかわらず、なぜか一ヶ月前の5/9の出来事の圧力発言に関してだけは明確に「ない」と言い切っている。なぜ「ない」と言い切れるのかがわからない。
一方で会長は知事から圧力があった話をすぐに仲間に話している。知事の話が真実なら、それが全て自作自演ということになります。そんなことをする理由は普通に考えたら、ない。
県政批判は悪だ、みたいに考えている知事がいることに絶望的な気持ちになりました。国レベルでもそうだけど、無条件に国家の命令に従うのではなく、建設的な批判を繰り返すことが、よりより社会を生んでいく。
それは民主主義の基本中の基本。だからこそ表現の自由が大事。その意識が全くない点で、民主主義国家のリーダーとしては不適格だと思います。もちろんそれは最終的には地元の人が判断することなんですけどね。でも、かなしい。