正規雇用に比べていわゆる非正規雇用は身分保障が不充分ですぐに辞めさせられやすいし、賃金も低い水準で、福利厚生も薄いが、この問題の解決のためには正規雇用を増やすことのほかに非正規雇用の身分を正規雇用同様に保障して賃金・福利厚生も正規雇用と同様にすれば良い。障害や病気、育児や介護のためにフルタイムの労働が難しい人が現実にいることを考えると労働時間の短い非正規雇用でしか働くことが出来ない人のために労働時間の短い雇用形態自体は必要だろう。問題は雇用形態ではなくて、身分保障と待遇であることを考えると、正規・非正規の区別を単に労働時間のみとして、身分保障・賃金・福利厚生を同等にすれば、いわゆるワーキングプアの問題は相当程度解決するのではないのか。企業が労働者に賃金や福利厚生を十全に提供出来ないなら、差額を国や自治体が全額補填すべきである。少なくとも労働時間で労働者を差別する今の雇用形態はやめるべきである。してみればイエスのぶどう園の労働者のたとえはいわゆる非正規労働者差別に対する反駁と読み替えられるのではないのか。