Joined August 2020
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「IPC制御=現場での長期安定稼働に不安」と言う人は、IPCを「ちょっと頑丈なWindows PC」くらいの理解でいるのだと思う。 だとしたら認識が古い。 海外では、製造業の中でも特に安定稼働に厳しい半導体製造装置にPCベースの制御が使われることは珍しくない。半導体製造装置に限らず、レーザー加工機/レーザー工作機械、検査装置、包装機、射出成形機など、IPC制御が使われるケースは普通にある。 正直に言うと、「IPCであっても堅牢性・耐久性・保守性はレガシーPLCと全く同等」とは言い切れない。(全く遜色の無いIPCも存在するが、全てのIPCがそうではない) では、IPCをどうやってレガシーPLCの長期稼働レベルにまで持っていくのか。 ここで重要なのが「保守設計」という設計領域。IPC制御でシステム構築する制御設計者は、たんに電気図面を描いたりPLCプログラムを作るだけでなく、保守運用に関する設計まで行う。この「保守設計」の工程があるからこそ、レガシーPLCからの置き換えが可能になる。 あと、もう一つ言っておきたいのは、製造業X民の多くは、おそらく私のことを「IPC > レガシーPLC」の人だと認識していると思う。私はそんなことは一言も言っておらず、ケースバイケースだと発言している。何も「ガラガラポンな装置にIPCを使え」とは言っていない。 「IPCは安定性に不安、レガシーPLCは安心」 すぐにこういう二項対立に持っていきたがる人達に対し、「その対立軸だけで見るのは雑でしょ」と言っているだけだ。 実際に、装置に付加価値を付けるのは制御だと思っている。そして、制御の幅を広げるにはIPCという選択肢は自然に上がってくる。 実際に上に挙げた半導体製造装置、レーザー加工機/レーザー工作機械、検査装置、包装機、射出成形機などでIPC制御が使われるのも、単なるPLCの置き換えという話ではない。
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クソリプは、ポスト主が見てる「レイヤーの高さ」と「射程」の違いから生じる。この2つがズレていることを認識できなないのでクソリプになる。
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コンサル業界、特に製造業向けのコンサルは、生成AIの登場で大量に人を切るニュースが飛び込んでくる。でも面白いのは、その裏で人材採用も積極的に行ってる。現場経験のあるベテランエンジニアを積極的に採ろうとしてる。机上だけの人を切り、生きた現場を知る人との入れ替えを行ってる感じがする。
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【CC-Link IE TSN】 フィールドネットワーク関連のポストで、今までEtherCATネタや、そして昨日はEtherNet/IPについて書いたけど、今日はCC-Link IE TSNについて思うことを書いてみる。 IE FieldやTSNを含むCC-Link系のシェアが、他の有名ネットワークと比べて低いのは明らかだが、これは三菱の戦略負けだと思ってる。 今回は戦略面ではなく、仕様面を見てみたいと思う。 CC-Link IE TSNは、仕様だけ見れば強い。 ・1Gbps対応 ・Class BではIEEE 802.1ASの時刻同期 ・802.1Qbvの時分割 ・複数の通信周期 ・OTとITの混在 問題は、この強みが現場の採用理由には直結しないことだと思う。特にリアルタイム性や高同期性を求める人にほど刺さりづらい。 たとえば、「同一幹線にTCP/IPを混在できる」というのは、カタログ上は魅力的に見える。盤内・機内配線もスッキリする。 でも、OTとITが1本にまとまるというのは、「時間設計の責任が1本に集中する」ということでもある。つまり、「情報機器を混在させても制御通信が妥当であるか」を気にしなければならなくなる。特に1μs精度を求めるような装置では、Class A機器や非対応スイッチを挟んでいないかなど、気にする箇所が多過ぎる。 結果、「やっぱOTとITは別けたほうが安心だよね」ってなる。 あと、TSNのリアルタイム性に関してよく理解していない人は、「普通のEthernetにリアルタイム機能を足したもの」程度の認識だが、 正しくは、 「リアルタイム性を成立させるための仕組みがある。ただし、その性能が出る構成条件は守る必要がある」 だと思う。 なので、制御設計者目線では「やっぱOTとITは別けよう。でもそれなら他のネットワークで良いよね」ってなっちゃう。 フィールドネットワークはカタログ上の魅力だけでは語れないのが難しい。
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「フィジカルAI」という言葉が流行ったおかげで、「フィジカルAI = 生成AIでロボットを動かす技術」だと漠然と思っている人が多い印象を受ける。 これは半分正しくて、半分は危険な誤解だと思う。 ロボット制御には階層があって、 ──────────── 【上位層】:意図の解釈 「この部品を右のトレーに置いて」など、人の言葉をタスクに変換する層。ここに生成AIは有効。 ──────────── 【中間層】:動作の計画 「カメラで位置確認」などが該当し、把持点を決め→アームを近づけ→掴み→移動する。ここもAIやプランニングアルゴリズムが関わる。 ──────────── 【下位層】:リアルタイム制御 関節角度、速度、加速度の目標値を基に、位置・速度・電流ループを数百μs~数ms周期で回す層。ここはサーボ制御の世界なので生成AIの出力をそのまま突っ込む場所ではない。 ──────────── 【安全層】:止める設計 非常停止、安全速度監視、STO、インターロックなど。ここは ISO 13849 や IEC 62061 の考えで安全設計を行う領域。生成AIに任せる場所ではない。 ──────────── 生成AIはあくまでも上位の指示を「実行可能なタスクへ翻訳する」役割で効くのであって、リアルタイム制御や安全系は生成AIとは別の設計論で成立してる。 テクノロジー系の記事で、製造業ライターと呼ばれる人達がフィジカルAIについて書いてるけど、この階層構造を意図的に省略してるなら雑だし、知らずに語ってるならかなり危ないと思う。
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最近、EtherCAT対応PLCが増えてきたけど、「EtherCAT対応」と「EtherCATを使い切れる制御システム」は全くの別物。「対応」しているだけではEtherCATの性能を活かしきれておらず、たんに「高速なリモートI/O」で終わってしまう。 せっかく採用するなら、「制御の時間設計」を考えないと勿体ない。
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INOVANCEやDeltaのPLCを使ってみたいな。EtherCAT、IEC 61131-3、CODESYS、PLCopen、OPC UAなど、欧州系FAで当たり前になった標準技術にかなり寄せてきてる。気になるとすれば安全まわりか。CODESYS側ではIEC 61508 SIL3認証をうたっているが、実際のハードがどうなっているか。
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・PLCプログラムの設計書も作らずにいきなり実装する ・制御のDRなんて「何それ?」という状態 なので、行き当たりばったりな装置になる。 そして、そもそも工場側も要求仕様を明確に出さない。だから装置単体のことしか考えず、ライン全体をデータで統括制御するという発想が生まれない。 Xを見てると、こういう現場が多い印象を受ける。
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一連のライザップの記事から、人材業界のポスト、めちゃめちゃ勉強になる!
HRサービス業界の未来予想図。 木下さんがここで書かれている建設業界に起こり始めた変化は、これから人材サービス業界に起こるであろうと私が考える未来像と酷似しています。 人材サービス業界は今や極めて巨大化しましたが、現在この業界にいる経験者ほど「見えないこと」「できないこと」が詰み上がり過ぎています。 一例を挙げると、人材紹介や求人広告の業務プロセスがわかりやすいかも知れません。採用は本来、企業が抱える事業課題を解決するために、その解決に貢献できる力量を持った人材の確保をサポートするはずのものです。その時に提案すべきは、課題を解決できる人材、つまりどんなことができるか?という「コト軸」で選んだ人であるべきです。この視点で選ぶと、年齢や学歴、勤務先などは優先度が低くなり、経験やスキル、実績の重要度が増すはずです。 しかし、人材業界の慣例として最初にやることは、企業に「求める人材像」をヒアリングしてしまうことです。この進め方をした瞬間、本来あるべき「コト軸」がいきなりないがしろにされ、「ヒト軸」が優先されていく。求める人材を聞かれた企業は「そう聞かれたら、できれば20代がいいかな、しかも素直でフットワークがいい人がいい」と答えてしまいます。"プロに聞かれたから答えただけ"なのですが、それが人選の基準値になってしまう。結果、業界を跨いで各社が似たようなスペックの若手を奪い合い、自社に貢献してくれるはずの人材をリストから除外していまう。 しかも、業界に長くいる人ほど、この呪縛が自覚できなくなり、後輩に同じことを刷り込み続ける。 もはや人材業界に関わる何万人もの人が、集団催眠にかかっているようなものです。しかも、これは数多あるバイアスのほんの一例に過ぎません(もっと恐ろしい空白がいくつもあります)。 ここに、業界未経験で、合理的でクレバーな思考と実行ができる人たちが攻めこんできたら、一撃で下剋上が完成します。 これが2040年までに業界の景色を様変わりさせる悲観シナリオのひとつです。 実はこの状況で最も有利な地理的条件の中にいるのが、人材業界10年以内で、従来のやり方に違和感を持つ20代、30代の方々です。 私自身は闘病中の身ではありますが、上記のような業界への違和感、不条理、非合理の解消に挑もうとする方々の応援ができれば本望です。 →チャレンジを考えている方、3オンラインで無料の壁打ち(最大30分)やります。いつでもコメント欄のメールアドレスにご連絡ください。
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【日の丸パワー半導体、再編で中国対抗へ ボトルネックは製造】 日本のお家芸だったはずのパワー半導体でも、中国勢の存在感がかなり大きくなってきてる。 実は私は5年前まで、パワー半導体の製造装置の設計に携わってた。当時の中国のパワー半導体は、いわゆる「B級品」と呼ばれる物で、品質面や性能面で日本製よりも相当劣っていた。 しかし、たった5年で状況が変わったように思う。 ここでいう中国の脅威とは、 「最先端技術で日本に追いついた」 というよりも、 「EV、太陽光、蓄電、産業用インバータなどの巨大な国内需要で急速に量産経験を積み、価格と供給力で存在感を高めてきた」 という構図だと思う。 技術面では、確かにトップ用途ではまだ課題があるが、しかし、量産用途では十分使える水準にきている。 中国勢の怖さは、「下から市場を削りながら、そこで得た量産経験を上位領域へ持ち上げてくる」ことだ思う。 最初は粗くても、市場で回しながら品質を上げていく。 この構図は過去、家電や太陽光パネル、電池などの産業で実際に目の当たりにしてきた。それが今、パワー半導体でも起こり始めているのだと思う。 xtech.nikkei.com/atcl/nxt/co…
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PLCの「10年、20年動く」は強みでもあるが、CRA時代では「セキュリティ負債」にもなり得るな。 欧州CRAをざっくり言えば「繋がる製品は最初から安全に作り、売った後も脆弱性対応しろ」というもの。EU向けに装置を出すメーカーやSIerは要注意で、CRAに非適合の製品はCEマーキングが取れなくなる可能性がある。 問題はここからで、 PLCは10年、20年止まらず動くことが価値だった。しかしサイバーセキュリティの世界では、長く動くなら長く守れる設計が必要になる。現場でファームウェア更新は簡単ではない。設備を止められない。再検証が重い。改造履歴すら怪しい装置もある。セキュリティ更新には結構なリスクがつきまとうと思う。 制御屋の範疇が増え、設備全体のライフサイクルを設計できる人が必要になりそう。
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産業用ロボットのコントローラが変わりつつある。 従来のような専用のブラックボックスなコントローラで完結する世界から、IPC制御やソフトウェアPLCと組み合わせたオープンコントローラの方向に広がっていく可能性があると思う。 勿論、全てのロボコンがそうなるわけではないが、DENSO WAVEの現コントローラや、KHIの次世代オープンコントローラ構想は既に、「IPCやソフトウェアPLCと組み合わせて、ロボットを装置制御アーキテクチャに組み込めるコンポーネントにする」という方向性を示している。 ロボットメーカー側の狙いはかなり明確で、 今の製造現場では、ロボット単体が賢くても価値を出しにくい。外部の同期軸、画像処理、力覚、搬送、検査、MESまで含め、セル全体をどう動かすかが重要になっている。そのとき、ロボットだけが別コントローラや別言語、別保守ツールだと扱いづらくなる。 だからロボットメーカーは、ロボット単体の性能競争だけでなく、ライン、セル、装置全体の制御基盤へポジションを広げようとしている。これこそがPC制御の本質で、たんに「PCでロボットを動かせます」という話ではなく、オープン化によって装置制御の主導権を取りに来ている、という話だと思う。 ただ、この流れが進むとき、装置メーカーやSIer側の力は大きく試される。今までブラックボックスに隠れていた設計責任が装置メーカーやSIer側に移ってくる。 制御設計の実力差が、より直接的に出やすくなると思う。
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誰もが発信できて、noteなどで有料コンテンツを売れる時代になった。これ自体は良いことだけど、同時に「有料のくせに中身はゴミ」な情報も増えた。 私も過去にゴミ情報を買ってしまったことがある… 結局、知らない人の有料記事はポチらず、「誰が発信しているか」で選ぶしか無いんだよな。無料発信で積み上げた信頼があるからこそ、有料でも買われるんだよ。
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日本でこれほどOPC UAが普及しないのは、「繋ぎたくない人」が多いからだと思う。 この「繋ぎたくない」を分解すると、 ・エンドユーザー側に仕様を書く力が無い ・装置メーカー側に標準データモデルを揃える力が無い ・業界団体が情報モデルを揃え普及させる力が無い ので、「よく分からない → 繋ぎたくない」になっていると思う。 これは、OPC UAに限らず、データ活用を標準化し運用するのが苦手という構造的な問題だと思う。
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驚いた工場といえば、昔、海外のとある半導体工場に装置を納めたとき。工場から出る時、持ち込んだノートPCのデータを全て消去しないといけなかった。毎回OSごと抹消し、HDDを完全にフォーマットしないといけなかった。
【工場によって、文化が全然違う】 「駐車場着いたので、今から入ります!」 で入れる工場もあれば、 ・資格の有無 ・名簿と車両ナンバー提出 ・火器使用申請 ・安全作業手順書 ここまで必要な工場もある。 最初は「厳しいな…」と思っていましたが、実際に現場へ行くと、“安全を仕組みで担保している” という考え方が徹底されているんですよね。 皆様が驚いた工場ルールありますか?
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