OLTCIT (オルチット)もしくはシトロエン・アクセル。
1970年代中葉、AMIを置き換えるシトロエンの低廉小型車は、プジョーとの合併によって104ベースのLNとされてしまった。
それを受けお蔵入りしてしまった、「本来シトロエンが独自に開発していた小型車」を、ルーマニアで生産することになった。工場はシトロエンが建設した。
こうして1981年に誕生したのが、OLTCITだった。
なおOLTCITはメーカー名でもあり、車名でもあった。
エンジンは2CV系の652cc空冷フラット2と、GS系の1129cc空冷フラット4。灯火など外観パーツや内装スイッチ類にVISAのものが散見されるが、その中身は、プジョー104そのままといえるLN/LNAと異なるだけでなく、104ベースながらも内外装をシトロエンらしく装ったVISAとも基本設計の関連性は薄い。
OLTCITはプジョーの血が入っていない、最後の純血シトロエンだった。
つまり「最後のリアルシトロエンはCXにあらず、それはこのOLTCIT」とも言える。
ちなみにシトロエンブランドでも「アクセル」という名前で販売されたが、残念ながら売上は伸びなかった。
それにしても猫背のフォルムと変態ダッシュという、見事なまでのシトロエンらしいスタイル!極めて好ましい。ちょっと欲しい。というか、かなり欲しい(笑