ここでムスカは地味に離れ業をやってます。というのも、電子でなければ単語はカードで管理するのが普通なんですよね。それを参照性最悪な手帳(先頭の文字すら揃ってない完全な無秩序)で管理していて、しかも普通に辞書引くより参照速度が速いので、私は前から「ムスカ天才言語学者説」を推してます。
「読める、読めるぞ!」ことラピュタ語解読のシーン、言語学目線で分析してみた
・後ろの碑文は各文字の出現頻度的に多分音節文字
・右側より左側が揃っているので左→右に書く
・字体は古代ペルシア語の楔形文字に似ているが同一ではなく、単語の切れ目を示す記号𐏐もない
・現実の楔形文字のテクストには筆記の補助として罫線が入っているものが多いが、ラピュタの碑文には一切ない(高度な技術力を反映?)
・ムスカがここまで詳細に語釈をメモしているので、ムスカの母語とラピュタ語は文字どうこうではなく別言語レベルで違う
700年ではここまでの解読作業が必要になる言語変化はあまり起こらないので、ラピュタを出てからのどこかの時点で王族すら使用言語を変えてしまうような事態が起こっていると推測できる。このシーンを見ているだけでも、ラピュタを出てから相当苦労したんだろうということがわかる。この文字自体はでまかせの産物かもしれないが、たとえそうだったとしてもこのシーンから読み取れる情報は多い。