【SQ見通し修正】
昨日は、SQ値64,500〜65,000円前後を想定していました。
しかし昨晩、
・中東情勢緩和期待
・原油急落
・米金利低下
・NASDAQ急騰
という想定以上の外部要因が発生しました。
その結果、需給構造が大きく変化しています。
もともと日経は、空売り比率40%という極端な水準まで売りが積み上がっていました。
そこへ原油安と金利低下が重なったことで、売り方の買い戻しが一気に加速しやすい環境になっています。
昨日は売りのピークアウトとして認識していましたが、前提条件が変わったという感じです。
むしろ重要なのは、昨日から指摘していた「空売り比率のピークアウト」が今回の踏み上げの燃料になったことです。
SQ値は64,500〜65,000円と想定していましたが、66,000〜67,000円となりそうです。
ただしこれは中東情勢が完全解決したという意味ではありません。
来週の日銀会合、そしてFOMCこそが本当の勝負です。そこは変わりません。
SQを通過した後、市場がどこを見始めるのか。引き続きそこに注目しています。
【明日と来週の立ち回りと警戒水準】
明日SQについてですが、需給面から見ると売り方の勢いは一服しているとみています。空売り比率は6/10に43%という高水準に達した後、6/11に40.3%に低下しました。通常水準の35〜38%と比べるとまだ高い水準ではあるものの、少なくともSQ前はピークアウトの兆しが出ています。出来高も6.35兆円に急減しており積極的に売り仕掛けてくる感じはない印象です。直近の調整で日経のPERは17.42倍、EPS3,684円と業績の裏付けもありますね。
明日は64,500〜65,000円レンジでの静かな決着が現実的なシナリオです。寄り付きの動きを確認してから動くのが基本です。
来週の警戒水準は正直に言うと警戒すべきは63,000円割れです。日銀利上げ+Warsh議長が利上げを示唆という二重の金利上昇が重なった場合、この水準が視野に入ります。ただしPER・EPSの裏付けがある以上、そこから大きく崩れる可能性は低いと見ています。62,000〜63,000円が下値の壁として機能するイメージです。
一方で過度な警戒も不要だと思っています。今回の調整でPERは18倍台から17.42倍に圧縮されました。2022年型の長期下げを想定する声もありますが、当時と違いインフレ環境下で企業の名目利益は膨らんでいます。コーポレートガバナンス改革による自社株買い・増配という下値支持の構造も2022年当時には存在しませんでした。
来週の立ち回りについては、最大イベントは6/15-16の日銀会合と6/17のWarsh新議長初回FOMCです。
・明日:64,500〜65,000円想定、寄り付き確認後に動く
・来週前半:日銀会合まで様子見、ポジションは軽く
・来週後半:FOMC通過後に方向感が決まる
・警戒水準:63,000円割れ、ただし62,000〜63,000円が下値の壁
・過度な警戒は不要:業績・バリュエーションの裏付けあり
SQ直前としては嵐の峠は越えつつあるかと。ただ、来週FOMC通過後が本当の相場の始まりですが、過度に警戒しすぎることなくというとろでしょうか。