#JASMY #DEP
Beyond5Gパブリックコメントでのこと。
これしっかり読んでみて。個人意見だよ。深過ぎる。こういう人に我々は、情報を共有しなければならないのだ。
»1 Beyond 5G の「インフラ」的な部分への研究開発投資が一巡した次は、この「インフラ」をどのように活用するのかという視点が重要。Beyond 5G ならではの上位アプリのビジネス化に対する支援を検討すべき。
5-1-1 今回の「Beyond 5G に向けた情報通信技術戦略の在り方」報告書(案)(以下、本報告書ドラフト)を拝読して筆者が最も違和感を覚えたのは、上位アプリ関連の研究開発、事業化支援について何ら言及がなされていないことです。
確かに、「5G 以降の移動通信システムは、ヒトよりも、モノ(IoT 機器)や、ヒトを取り巻く環境を把握するための各種センサー等を主たる利用者(利用物)として念頭に置いて設計されている。」(本報告書ドラフト34ページ1行目)、「Beyond 5G における AI の位置づけとして、これまでは、仮想化技術等の活用による情報通信ネットワークの運用効率化のためのツール(AI for Network)として、あるいは、Beyond 5G により実現される
CPS(Cyber Physical System)において、実空間から吸い上げた膨大なデータをサイバー空間において高速・効率的に解析するためのツール(AI for CPS)として活用されることが想定」(同、35ページ15行目)、いわば「AI 社会」を支える基盤(Network for AIs)としての機能を果たしていく」(同、28行目)など、上位アプリ(及び、それを支える共通基盤アプリ)に期待される漠然とした方向性は記載されているものの、ではそれらは具体的には何であるか、換言すれば、B5G/6G をけん引するキラーアプリが一体何であるかが、それらの記述からは全く見えてきません。
さらに、「Beyond 5G は、あらゆる産業分野の基盤として、分野ごとに異なる多様なサービス品質要求に対応することが期待される。」(同、44ページ15行目)中、「それぞれの分野のニーズに合致した合理的なサービス品質を確定的に保証する高い信頼性を、エンド・トゥ・エンドで実現する」ためには、そもそもどのような分野でどういったアプリが求められ、その実現にはどのような品質要件があるのかを明確にする必要がある訳ですが、そのためにはそれらの具体的なトライアルがなければ、何も始まらないのではないでしょうか。
もちろん、4G/5G でそれなりのことが実現されてしまっている今日、
B5G/6G ならではのキラーアプリを見いだすことが容易ではないのは、筆者も理解しています。しかしそれだからこそ、様々なアイデアを持った挑戦者を集って、我が国として数多くの試行錯誤を繰り返すことが重要であると考えます。
新基金事業において、まずは「中間答申で特定された3つの重点技術
分野(…)について、一定期間内に技術成熟度(TRL: Technology
Readiness Level)を一定の水準に到達させ、社会実装・海外展開に向けた戦略とコミットメントをもつ、いわば各企業の戦略商材のための研究開発プロジェクトを重点的に⽀援してきている。」のは、順番としては妥当ではあります。しかしこのような B5G/6G の「インフラ」的な部分への研究開発投資が一巡した今、次はこの「インフラ」を一体どう活用するのか、といった視点が重要になると考えます(立派な「箱モノ」ができたところで、その中で何をやるのかといった有益な「使い道」を見いださなければ、結局は
“宝の持ち腐れ”に終始してしまいます)。
新基金事業の中で、「要素技術・シーズ創出型プログラム」は引き続
き、上位アプリトライアルの提案にも対応したものであると認識しています。しかし「民間事業者が事業化に向けて本気になって取り組まなければ成功は覚束ない。」(同、46ページ19行目)ことは、上位アプリトライアルに対しても同様、否むしろ、(プレーヤーが4大キャリア及び旧電電ファミリーなどにほぼ限定される「インフラ」開発と異なり)様々な分野からスタートアップを含む多くの挑戦者が出現し、切磋琢磨を経て競争を勝ち抜いていくことが求められるであろう上位アプリ分野こそ、それはより当てはまるのかも知れません。その意味で、自らリスクを取って B5G/6G ならではの上位アプリのビジネス化に果敢に挑む挑戦者を対象に、「社会実装・海外展開志向型戦略的プログラム」ど同様のスキーム(但し1件当たりの助成額は小さくして、数を増やす)の導入を早急に検討すべきと考える次第です。
【個人】