日本人会の会長職を退任した今も、形を変えた有形無形の圧力や言葉の刃は、現在進行形の現実として私の身の回りに及び続けています。この一件は、決して過去の出来事ではありません。
東南アジアの闇と対峙する過酷さは想像以上ですが、現地で苦しむ被害者からの相談対応や、この実態を広く伝えるための発信活動は今後も一切緩めず続けていく所存です。これ以上の被害者を生まないための包囲網を、ここで後退させるわけにはいきません。
在カンボジア日本国大使館が令和4年(2022年)6月16日に発出した「邦人同士のトラブルに関する注意喚起」は、現地に反社会勢力が定着しつつある実態を公館が慎重な表現で追認した、異例のシグナルでした。
この発信自体、現地での被害増大や影響力の拡大を懸念する日本人コミュニティを代表し、日本人会が大使館と相談を重ねた結果の対策の一つでした。この排除や警戒の動きは、現地基盤の維持を目論む反社グループにとって重大な障壁となったとみられます。
この発出の翌17日、前述のA氏らが起こした日本人会会長であった私への拳銃を用いた露骨な恫喝事件は、こうした組織的な対応に対する迅速なリアクションだったと認識されています。
今回ABEMA &テレ朝報道局によるドキュメンタリー番組でも取り上げられたこの事件は、自らの足場を脅かされかねない危機感から、在留邦人コミュニティの代表であり反社会勢力による被害の未然防止やその排斥において中心的な役割を担っていた私を即座に威嚇し、包囲網を抑え込もうとした構図を浮き彫りにしています。
この一件は、決して過去の出来事ではありません。形を変えた有形無形の圧力や執拗な言葉の刃は、今なお現在進行形の現実として私の身の回りに及び続けています。東南アジアの闇と対峙する過酷さを痛感する日々ですが、これ以上の被害者を生まないための包囲網を、決して緩めてはならないと改めて強く感じています。