全く同感です。 アルファベットは本来、文字そのものが意味を持つ『表意文字』ではなく、音を表すための『表音文字』です。
そのため、最初の段階で『ローマ字=アルファベット=日本語の音』という回路が脳に固定されてしまうと、後から英語本来の音を紐付け直すのが非常に困難になります。
音声言語の学習において、音と意味が正しく結びつかないことは、大きな壁になりかねません。
日本人が苦手とする英語の音の習得において、ローマ字学習の前倒しがさらなる障壁になることを、懸念しています。
早期ローマ字学習で、自分の心配している点として、むしろ「児童の音韻への適応」が凄すぎる点なんだよな。音声言語は人の本能であるからこそ、早い段階での音韻体系のインプットは情報処理ネットワークとして最適化される。今までより2年早い時期に、ローマ字という英語と同じ文字でありながら、異なる音韻規則体系を学ぶと、後の英語スペル表象との干渉の度合いが未知数すぎる(この時期の2年はまぁまぁデカい)。理想を言うと、先にフォニックスでスペルの体系をある程度は定着させてから、キーボードタイプのような運動覚ベースで、ローマ字へと拡張させる学習なら干渉負荷を最小になるはず。前者の記憶スキーマを主として、後者(従)を取り込む流れである。シリウスの先生が言うように「フォニックスできたら、ローマ字覚えなくても、手動かしてたらキーボードもうてるようになるんですよ」という話になる。それが難しい子に限りローマ字を改めて覚えるでも良い。大は小を兼ねる。その逆は、あんまりない。