【第1回】神話的想像力とうたをめぐる試論——鳥の鎮魂歌へ|北田 斎|かしわもち 柏書房のwebマガジン
神話とうた 子どものころから歴史が好きだったが、天皇や貴族や武将にはあまり興味がなかった。敗者には少し惹かれたが。歴史に残るべくして名を遺した人びとではなく、それよりもただ生きて死んでいった無名の人びとのことが知りたかった。偶然文字史料に遺ってしまった人びとの——たとえば古代の戸籍に遺された——名前をぼんやりと眺めていたこともある。そしてできれば、より古い時代の人びとの営みの根源的な部分に...
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