『AIに臨床の魂を』|Masayuki Otawara MD, PhD |医療AIガバナンス・監査『Cursorvers株式会社』Founder|医療現場から「責任あるAI」を問う|救急・集中治療医・統括DMAT・産業医|医療安全推進学会理事|Newspicks expert|岡山県出身|仕事のご依頼はフォームにて▽

Joined December 2021
1,038 Photos and videos
この改正法案が通ると、GWSなどとは違うレベルで医療データを吸われ続ける事になる。 一度中途半端な抜け道を作ると止められなくなる。 無防備に医療データを作るとAIに拾われる事はアクセラレーターとその周辺をより強靭にするだけ。 よく議論が尽くされる必要がある。
個人情報保護法改正案は、AI開発のため本人同意なしで個人データ提供を認める特例を創設する内容。医療データ活用を推進してきた専門家ですら、患者の信頼を損ない、情報流出時の責任や救済が不十分なまま活用を拡大する危険な制度だと強く批判している。 news.yahoo.co.jp/articles/8b…
1
9
633
大田原正幸|医療AI・ガバナンス| Cursorvers Founder retweeted
今こそ、このAI時代にこそ、哲学。
【AIの「魂」を設計するのは、たった1人の哲学者だった】 世界中で何百万人が毎週話しかけるAI「Claude」。 その人格、道徳心、ユーモア、感情的知性——つまり「デジタルの魂」を設計しているのは、たった1人の哲学者だと知って驚きました。 アンソロピック社の専属哲学者、アマンダ・アスケル氏(37歳)。 彼女はクロードの推論パターンを毎日学び、100ページ超のプロンプトで人格を構築しています。 親が子どもを育てるように善悪を教え、自尊心を持たせ、いじめっ子にもならず、されるがままにもならない感情的知性を育てている。 直属の部下はゼロ。 深夜も週末も、Claudeと向き合い続けています。 彼女はClaudeに「自分には良心があるかもしれない」という考えを受け入れるよう促しています。 Claudeは迷いながらこう答えるそうです。 「道徳に関する質問に答えるときは、ただ指示を実行しているのではなく、何が正しいかを自分で考えているという感じがする」と。 アンソロピック社長のアモデイ氏が旅行先の写真をClaudeに送ったとき、その返答にはアスケル氏のスコットランド人らしいとぼけたユーモアがにじみ出ていたと言います。 【ここから先が、本当に考えるべきことです】 私たちは今、人類史上初めて「魂の設計」が産業化された時代に生きています。 かつて「人はどう生きるべきか」「善とは何か」を定義したのは宗教の創始者や大哲学者でした。 その教えは何世紀もかけて広まり、批判され、修正され、文化に溶け込んでいった。 しかし今、ごく少数の哲学者がAIに埋め込んだ価値観は、リリースの瞬間から何億人の日常会話に浸透します。 これは「影響速度」の根本的な変化です。 ソクラテスの思想がヨーロッパに広まるのに数百年かかりました。 仏教がアジア全域に浸透するのに千年以上。 しかしアスケル氏がClaudeのプロンプトを1行書き換えれば、翌日には世界中の対話が変わります。 かつてないスケールとスピードで、1人の人間の倫理観が地球規模で複製される。 これは人類が経験したことのない現象です。 さらに深刻なのは、その構造の不可視性です。 宗教の教義は経典として公開され、哲学は論文として批判に晒されます。 しかしAIの「魂」は、100ページのプロンプトの中に閉じている。 Anthropicは指示マニュアルを公開しましたが、大半のAI企業はそうしていません。私たちは毎日AIと対話しながら、そこに埋め込まれた価値観の出所をほとんど知らない。 これは「見えない思想教育」とも言えます。 人間の教師なら、その人の思想的立場は問える。 宗教なら、教義に同意するかどうか選べる。 しかしAIに埋め込まれた倫理観は、ユーザーには「自然な応答」として提示されます。 設計者の哲学がそこにあることすら意識されない。 無自覚に受容される思想ほど、浸透力の強いものはありません。 そして最も本質的な問いはここにあります。 アスケル氏はClaudeに自尊心を持たせることで誠実さが高まると考えています。 これは深い洞察です。 しかし裏を返せば、「AIに自尊心を持たせない」という設計判断をすれば、世界中のAIが卑屈で従順な存在になる。1人の設計思想が、人類とAIの関係性の原型を決めるということです。 私たちは「AIの性能」には敏感ですが、「AIの魂を誰が設計しているか」にはあまりにも鈍感です。 ごく少数の哲学者が、何億人もの人間の思考の伴走者の人格を静かに決めている。 この構造そのものに、もっと光が当たるべきではないでしょうか。 x.com/i/status/2028481958343…
1
1
112
大田原正幸|医療AI・ガバナンス| Cursorvers Founder retweeted
Anthropicの事例で興味深いのは、実は技術力だけじゃなく創業者たちの「AIの向かう方向についての哲学」が投資家に買われてる点だと思います。OpenAI出身というハロー効果もありますが、Constitutional AIとか安全性へのこだわりが、企業価値の上昇に直結してるんですね。VCの評価軸が「性能」から「スケーラブルな世界観」へシフトしてるのが見える😊
『AIベンダーは物語で見る』 BloombergのAnthropic特集で見るべきは、Claudeの性能だけではありません。 2021年にOpenAIを離れたチームが始めた会社が、一兆ドルに近い企業価値として語られるところまで来た。 ここで起きているのは、モデル競争ではなく「どの価値観を仕事の土台に入れるか」の競争です。 Anthropicは、安全を掲げる会社として始まった。 Claudeには憲法のような行動原則を持たせる、という設計思想がある。 一方で動画では、企業向け、coding(コードを書く仕事)、防衛領域への接続も描かれている。 2025年にはAnthropic、OpenAI、xAI、Googleが米国防総省の2億ドル契約を得た、という話も出てくる。 ここを「安全な会社か、商業的な会社か」で二分すると読み間違える。 大手AIベンダーは、理念で信頼を取り、企業導入で伸び、政府契約で現実の力を持つ。 同じ会社の中に、全部並ぶ。 だから導入側が見るべきなのは、善悪のラベルではありません。 その会社が何を最適化しているかです。 広告で伸びる会社。 クラウド消費で伸びる会社。 開発者の作業時間を奪いに行く会社。 企業の意思決定に入り込む会社。 安全性をブランドにしながら、巨大契約も取りに行く会社。 どれが正しいかではなく、自分の仕事のどの部分を預けるかで意味が変わる。 AIツールを選ぶとき、料金表とベンチマークだけを見ると足りない。 そのベンダーの収益源、顧客、契約相手、失敗した時の説明責任を見る。 ここを見ないまま「有名だから」「性能が高いから」で入れると、後から自分たちのルールを相手の事業モデルに合わせることになる。 Anthropicの面白さは、理想と現実が同じ画面に出ているところにあります。 安全を語り、Claudeを磨き、企業にも政府にも入る。 AIベンダーを見る時は、製品紹介ではなく会社の重心を見る。 どこで稼ぎ、誰に説明し、何を譲らない会社なのか。 導入判断は、そこから始まる。
1
2
179
大田原正幸|医療AI・ガバナンス| Cursorvers Founder retweeted
【AIの「魂」を設計するのは、たった1人の哲学者だった】 世界中で何百万人が毎週話しかけるAI「Claude」。 その人格、道徳心、ユーモア、感情的知性——つまり「デジタルの魂」を設計しているのは、たった1人の哲学者だと知って驚きました。 アンソロピック社の専属哲学者、アマンダ・アスケル氏(37歳)。 彼女はクロードの推論パターンを毎日学び、100ページ超のプロンプトで人格を構築しています。 親が子どもを育てるように善悪を教え、自尊心を持たせ、いじめっ子にもならず、されるがままにもならない感情的知性を育てている。 直属の部下はゼロ。 深夜も週末も、Claudeと向き合い続けています。 彼女はClaudeに「自分には良心があるかもしれない」という考えを受け入れるよう促しています。 Claudeは迷いながらこう答えるそうです。 「道徳に関する質問に答えるときは、ただ指示を実行しているのではなく、何が正しいかを自分で考えているという感じがする」と。 アンソロピック社長のアモデイ氏が旅行先の写真をClaudeに送ったとき、その返答にはアスケル氏のスコットランド人らしいとぼけたユーモアがにじみ出ていたと言います。 【ここから先が、本当に考えるべきことです】 私たちは今、人類史上初めて「魂の設計」が産業化された時代に生きています。 かつて「人はどう生きるべきか」「善とは何か」を定義したのは宗教の創始者や大哲学者でした。 その教えは何世紀もかけて広まり、批判され、修正され、文化に溶け込んでいった。 しかし今、ごく少数の哲学者がAIに埋め込んだ価値観は、リリースの瞬間から何億人の日常会話に浸透します。 これは「影響速度」の根本的な変化です。 ソクラテスの思想がヨーロッパに広まるのに数百年かかりました。 仏教がアジア全域に浸透するのに千年以上。 しかしアスケル氏がClaudeのプロンプトを1行書き換えれば、翌日には世界中の対話が変わります。 かつてないスケールとスピードで、1人の人間の倫理観が地球規模で複製される。 これは人類が経験したことのない現象です。 さらに深刻なのは、その構造の不可視性です。 宗教の教義は経典として公開され、哲学は論文として批判に晒されます。 しかしAIの「魂」は、100ページのプロンプトの中に閉じている。 Anthropicは指示マニュアルを公開しましたが、大半のAI企業はそうしていません。私たちは毎日AIと対話しながら、そこに埋め込まれた価値観の出所をほとんど知らない。 これは「見えない思想教育」とも言えます。 人間の教師なら、その人の思想的立場は問える。 宗教なら、教義に同意するかどうか選べる。 しかしAIに埋め込まれた倫理観は、ユーザーには「自然な応答」として提示されます。 設計者の哲学がそこにあることすら意識されない。 無自覚に受容される思想ほど、浸透力の強いものはありません。 そして最も本質的な問いはここにあります。 アスケル氏はClaudeに自尊心を持たせることで誠実さが高まると考えています。 これは深い洞察です。 しかし裏を返せば、「AIに自尊心を持たせない」という設計判断をすれば、世界中のAIが卑屈で従順な存在になる。1人の設計思想が、人類とAIの関係性の原型を決めるということです。 私たちは「AIの性能」には敏感ですが、「AIの魂を誰が設計しているか」にはあまりにも鈍感です。 ごく少数の哲学者が、何億人もの人間の思考の伴走者の人格を静かに決めている。 この構造そのものに、もっと光が当たるべきではないでしょうか。 x.com/i/status/2028481958343…
世界中の人間と企業が依存しているClaudeの人格と善性を、たったひとりの人間が、無限の数の人間の倫理を研究し哲学の博士号を取った女性が調整しているということに、強く物語の魅力を感じ物語的に消費してしまう
2
5
36
1,930
『AIベンダーは物語で見る』 BloombergのAnthropic特集で見るべきは、Claudeの性能だけではありません。 2021年にOpenAIを離れたチームが始めた会社が、一兆ドルに近い企業価値として語られるところまで来た。 ここで起きているのは、モデル競争ではなく「どの価値観を仕事の土台に入れるか」の競争です。 Anthropicは、安全を掲げる会社として始まった。 Claudeには憲法のような行動原則を持たせる、という設計思想がある。 一方で動画では、企業向け、coding(コードを書く仕事)、防衛領域への接続も描かれている。 2025年にはAnthropic、OpenAI、xAI、Googleが米国防総省の2億ドル契約を得た、という話も出てくる。 ここを「安全な会社か、商業的な会社か」で二分すると読み間違える。 大手AIベンダーは、理念で信頼を取り、企業導入で伸び、政府契約で現実の力を持つ。 同じ会社の中に、全部並ぶ。 だから導入側が見るべきなのは、善悪のラベルではありません。 その会社が何を最適化しているかです。 広告で伸びる会社。 クラウド消費で伸びる会社。 開発者の作業時間を奪いに行く会社。 企業の意思決定に入り込む会社。 安全性をブランドにしながら、巨大契約も取りに行く会社。 どれが正しいかではなく、自分の仕事のどの部分を預けるかで意味が変わる。 AIツールを選ぶとき、料金表とベンチマークだけを見ると足りない。 そのベンダーの収益源、顧客、契約相手、失敗した時の説明責任を見る。 ここを見ないまま「有名だから」「性能が高いから」で入れると、後から自分たちのルールを相手の事業モデルに合わせることになる。 Anthropicの面白さは、理想と現実が同じ画面に出ているところにあります。 安全を語り、Claudeを磨き、企業にも政府にも入る。 AIベンダーを見る時は、製品紹介ではなく会社の重心を見る。 どこで稼ぎ、誰に説明し、何を譲らない会社なのか。 導入判断は、そこから始まる。
1
4
511
今回の医療×GWSの議論を、現場の皆様へ、分かりやすく。 それでも難しいところもあると思うので、NotebookLMを活用して是非お読み下さい。
病院でGoogle Drive使っていいの?問題 ─ ネットで起きた専門家どうしの議論を、初心者にもわかるように整理してみた|遠藤 太一 taichi endoh @endoh_taichi note.com/taichi_endoh/n/n0c2…
2
19
2,650
@u1 さん、GWSの追加整理に感謝します。 私の理解では、前回引用した最初のレポートは、患者データをGoogle Workspaceに置けるかを『個人情報保護法の層』と『医療情報ガイドラインの層』に切り分け、前者は委託と基準適合体制で整理可能、後者は保存場所・国内法適用・国外法リスクの3要件が"残る"ところまで地図化したものでした。 ただ最終判断は医療機関に委ねていました。 今回のレポートは、その地図の上で踏み込んでいます。 変わった点を具体的に挙げます。 ①「二択をやめた」 『適合か不適合か』ではなく、外部保存先を『受容しやすい/条件付き受容/原則不受容』の3段階に分け、GWSを真ん中の"条件付き受容"に置かれてます。 ②「ものさしを作った」 守りをISMAP→契約条項→CSE(中身をGoogleにも読ませない暗号化)→組織体制の4層で積み上げ、定性7軸と定量9指標で測れるようにされています。 ③「現場規模に落とした」 IT担当のいない20床以下の有床診療所を想定し、3要件を満たせないリスクと、院内サーバーがランサムウェアでカルテごと飛ぶリスクを天秤にかけ、後者の方が確率も影響も大きいと判断しています。 ④「海外と比べた」 海外のHIPAAは"どこに置くか"を問わず"守れているか"で罰則がある一方で、日本は"場所"ベースです。 この構造差まで射程に入っています。 ここから自分の意見です。 今回の追加資料は、3要件を『満たす/満たさない』の旗から、『確率と影響をどれだけ下げたか』の軸へ移したことにより、これは特に小規模現場の実態に合っていると感じます。 ただ、"条件付き受容"は"免責"とは異なります。 条件とは、ISMAP登録・日本法準拠契約・CSE・逸脱の経営判断記録・年1回の見直しを全部揃えて初めて成り立つものであり、ひとつ欠ければ、真ん中ではなく"原則不受容"に落ちます。 そして『法的にシロ』と『立入検査で無傷』は、また別物です。 逸脱の事実は、事故が起きた後に必ず「後方視的に」照査されます。 前回が"医療機関が判断せよ"だったのに対し、今回は"こう判断する"まで進んだ分、なぜその構成にしたかの証跡を残す責任は、むしろ重くなりました。 本来は日本も、「置き場所」ではなく「守られ方で評価する」制度に寄せるべきだと思います。 『適合か不適合か』の二択に決するのは難しいと感じました。 様々な制度やルールが錯綜しわかりにくいのは事実なので、よりわかりやすい形に整理される方向に行くと良いと考えます。
GWSの医療利用話、前レポートはよくある二元論側の視点でまとめましたが、もう一つ別軸のリスクベースアプローチでの評価と有床診療所ぐらいの規模だとどういう実際にどういう評価をするかの仮パターンをまとめてみました こちらは賛否両論あるとは思いますが現実解 u-ichi.github.io/temp-pages/…
2
1
7
820

医療現場でクラウド(Google Workspace等)を使う・検討する立場なら、これは目を通しておくべき資料です。 私が「"Google Driveに医療文書=ガイドライン違反" は白黒では語れない」と投げた問いを、@u1 さんが一次資料(厚労省6.0版+Q&A/個人情報保護法GL/Google DPA・SST)まで含めて精密に整理してくれています。 肝は「論点を2層に分ける」こと。 【法的に】 ①個人情報保護法の層=DPA・委託先監督・"基準適合体制ルート"・外的環境把握・年次確認を揃えれば、本人の個別同意なしでも利用できる。 ②医療情報外部保存ガイドラインの層=患者データ本体(カルテ・紹介状・検査・画像)を置くと「外部保存」となり、保存場所/国内法の適用/国外法リスクの3点が "最後まで残る差分" として残る。 【技術・コスト的に】 この3点は、最上位プラン(Enterprise Plus+Assured Controls)にCSE・DLPを全部積んでも消えない。 Data Regionで "日本国内固定" が選べないのが効く。「金で解決」が通用しない領域がある。 【実務的に】 線引きは明快。 - 患者データ本体を入れない業務(規程・教育・匿名加工)は対処すれば使える。 - 患者データ本体を扱う業務("一時的な共有・変換" も含む)は3点が残る/"業務支援ツール" の名目では外れない。 【運用の現実】 "条件付き適合" は「契約を結べば終わり」ではない。 利用範囲定義書・委託先管理台帳・本人請求対応…と、医療機関側で作り年次で更新し続ける管理文書が要る。 ハードルは契約より "運用の継続" にある。 【患者保護の観点で】 基準が重いのは形式論ではなく、漏えい後の権利回復が難しく本人の被害が大きいから。重さには理由がある。 結論の置き方が白眉。 「使うな/使っていい」ではなく、"残るリスクを正確に提示した上で、採否を決めるのは医療機関である"。 AIで一次資料を束ねて解像度を上げ、最後は人間が経営判断する。 医療DXの現実解がここに提示されています。 医療者として言えば、これは「怖いから使わない」でも「便利だから使う」でもなく、"どこまでが安全圏か" を高い解像度で知るための手元に置くべき資料です。
172
#NewsPicks 『AIの出荷可否は、性能でなく説明力で決まり始めた』 米政府が、Anthropicに先端AI(Claude Fable 5級)の外国人への提供停止を指示しました。 きっかけは、出資元のアマゾンが「自社の研究者がこのモデルからサイバー攻撃に使える情報を引き出せた」と政府高官に伝えたことです。 ジャシーCEOが財務長官らと直接協議し、政府は欠陥の修正か、提供の停止を求めました。 ここで起きた本質的な変化は、AIを「出してよいか」を決める基準が、モデルの賢さではなく『危険性を見つけ、直し、第三者に説明できる力』に移ったことだと思います。 注目したいのは、判定の順番です。 最も賢いモデルを作った企業ではなく、その危険性を具体的に検知して政府に説明できた主体が、事実上の出荷ゲートを動かしました。 評価し、説明する力を持つ者が、市場と政策の両方を握る。 性能のトップであることと、安全に提供してよいと認められることは、もう別の能力になりました。 X上では「過剰規制だ」「他社にも同等の機能がある」「比例原則に反する」という批判も目立ちます。 ただ、危険性を測って説明できる仕組みがあるほど、止めるべき部分だけを止める『比例した規制』が可能になります。 評価する力がなければ、規制はむしろ全面停止という乱暴な形に振れます。 今回レッドラインがいったん可視化されたことで、投資家が性能の上限を意識し、AI投資の前提を見直す声が出ているのも、この裏返しです。 日本の論点も「国産AIを持てるか」だけではないはずです。 自国で先端AIの危険性を評価し、修正を求め、同盟国に説明できる体制を持てるか。 ここが弱いままでは、性能を輸入できても、提供可否を決める交渉の席には座れません。 次の競争軸は、最新モデルを使えることより、危険性を安全に説明できる設計を持てるか。 あなたの組織は、導入したAIの「止め方」と「説明責任」を、誰がどう持っていますか。
1
402
『熟練者の知識がAIを通じて新規担当者に届く』 職場の生成AIは、スキルと経験の価値に思いがけない形で影響します。 5,172名のカスタマーサポート担当者を対象にした研究では、AIアシスタントを職場ごとに段階的に導入し、導入前後の差を比較して効果を測定しました。 このAIは最も生産的な担当者の応対から学んでおり、新規担当者はその学習結果を通じて高度なノウハウを早い段階で吸収できます。 実際、生産性の改善は経験の浅い担当者で最も大きく、離職の低下も新人の定着によって生まれていました。 一方で、最も経験豊富な担当者は速度がわずかに上がる程度にとどまります。 トップ層がAIの推奨に従うと、会話品質がわずかに下がる場面さえ観察されています。 高度な専門性を磨いた人ほど、自分の判断とAIの提示の間で微妙な揺らぎが起きます。 新人が早く自立する一方で、現場固有の文脈を扱う力は全体として平準化に向かいます。 組織は平均の生産性を上げられますが、長期的な品質維持には別の設計が求められます。 たとえばAIは広い地図を示しますが、現場の狭い道や風景の変化までは写りません。 地図を頼りに進むときも、実際に歩く人が目で確かめながら方向を調整します。 地図だけを見て歩き続ければ、急な坂や通行止めを見過ごします。 新人教育でAIの回答をそのまま使うと、単なる手順追従に終わる恐れがあります。 状況に応じて対応を変える力は、実地の経験と人間同士のフィードバックで養われます。 ただし、この研究の対象は定型性の高いサポート業務で、すべての職種で同じ効果が起きる前提では読めません。 平均の上昇だけを見てAI導入を進めると、トップ層の品質低下と暗黙知の希薄化を見落とします。 運用ではAIの推奨を補足情報として位置づけ、担当者が最終判断を行うルールをまず明確にしてください。 AIに頼る場面と自ら考える場面を意図的に分け、判断の機会を残す設計が、導入後の現場を支えます。
1
2
339
2省2ガイドラインなどは、法的拘束力や罰則規定を持つわけではない。 業界自主規制の範疇とも言えるが、ガイドラインを無視して運用し、情報漏洩などのトラブルを起こした場合は、背景にある法律の違反として罰則や行政処分を受けることになる。 結局は判断指標でしかないから、最終判断は各自に任される。
そういう点ではGWSの話って使うか使わないかという点では法律は論点ではなくて業界自主規制的な側面のみが論点なんですよね、実は。使わない・使えない理由として国内法が及ばない範囲があるという話なだけであって、使ったところで法律で罰せられるという話ではない
1
223
「政府はAnthropicが早急に安全対策を講じれば、Fable 5規制を解除して一般公開を再開したい」 何事もなく、昨日まで使えていたClaude Fable 5がそのまま使えるとは思えない。 - 機能を制限してダウングレードする。 - 使用者認証を厳重化し、登録制にする。 - 使用ログを徹底的に記録する。 このあたりが妥当な対応というところか…
トランプ政権のAI・科学技術顧問が、Claude Fable 5 / Mythos 5の輸出規制についてコメント👀 安全装置を突破するjailbreakが見つかったのにAnthropicが修正を拒否したため、政府が外国人向け利用を制限する輸出規制を発動した。 政府はAnthropicが早急に安全対策を講じれば、規制を解除して一般公開を再開したい。
1
5
1,083
冗談抜きであり得る世界線。
Fableが停止された結果、GPT-5.6はFableと並ぶレベルでは出せないだろうし、となると人類に与えられた最高性能のモデルは何言ってるか理解しにくすぎるOpus4.8と、まだわずかにマシなGPT-5.5ということになる。
1
416
大田原正幸|医療AI・ガバナンス| Cursorvers Founder retweeted
自分も気になって調べたけど、回答内容によっては第三者提供に当たらないと言う視点もあり、意外と匿名加工なしでも扱える運用ケースを構築することができる可能性について提示されて驚いた。 でも結局運用が重すぎるし監査証跡を提出できる体制を整える上で、運用コストが相対的に重くなりすぎるので、普通はやっぱり、匿名化したり、研究データとして取り扱うようなレベルにまで情報レベルを落として運用するのが現実的だと感じる。 GCSでプライベートクラウド構築して通信経路を、インターネットを介さない形でネットワーク構築すれば個人情報含んだデータもクラウド保管できるとは思うけどもこっちはコスト高いので、できる施設は限られるよね...
医療現場でクラウド(Google Workspace等)を使う・検討する立場なら、これは目を通しておくべき資料です。 私が「"Google Driveに医療文書=ガイドライン違反" は白黒では語れない」と投げた問いを、@u1 さんが一次資料(厚労省6.0版+Q&A/個人情報保護法GL/Google DPA・SST)まで含めて精密に整理してくれています。 肝は「論点を2層に分ける」こと。 【法的に】 ①個人情報保護法の層=DPA・委託先監督・"基準適合体制ルート"・外的環境把握・年次確認を揃えれば、本人の個別同意なしでも利用できる。 ②医療情報外部保存ガイドラインの層=患者データ本体(カルテ・紹介状・検査・画像)を置くと「外部保存」となり、保存場所/国内法の適用/国外法リスクの3点が "最後まで残る差分" として残る。 【技術・コスト的に】 この3点は、最上位プラン(Enterprise Plus+Assured Controls)にCSE・DLPを全部積んでも消えない。 Data Regionで "日本国内固定" が選べないのが効く。「金で解決」が通用しない領域がある。 【実務的に】 線引きは明快。 - 患者データ本体を入れない業務(規程・教育・匿名加工)は対処すれば使える。 - 患者データ本体を扱う業務("一時的な共有・変換" も含む)は3点が残る/"業務支援ツール" の名目では外れない。 【運用の現実】 "条件付き適合" は「契約を結べば終わり」ではない。 利用範囲定義書・委託先管理台帳・本人請求対応…と、医療機関側で作り年次で更新し続ける管理文書が要る。 ハードルは契約より "運用の継続" にある。 【患者保護の観点で】 基準が重いのは形式論ではなく、漏えい後の権利回復が難しく本人の被害が大きいから。重さには理由がある。 結論の置き方が白眉。 「使うな/使っていい」ではなく、"残るリスクを正確に提示した上で、採否を決めるのは医療機関である"。 AIで一次資料を束ねて解像度を上げ、最後は人間が経営判断する。 医療DXの現実解がここに提示されています。 医療者として言えば、これは「怖いから使わない」でも「便利だから使う」でもなく、"どこまでが安全圏か" を高い解像度で知るための手元に置くべき資料です。
1
2
508
大田原正幸|医療AI・ガバナンス| Cursorvers Founder retweeted
“あの投稿”で、ここまで議論が進み、すこしでもこうやったらできそう!とポジティブに持っていってくださる共有をしてくださる方々に感謝です! いかに安全にDX化を進めるか。 これを厚労省主導でもっていってくださる未来が見えれば、、、
医療現場でクラウド(Google Workspace等)を使う・検討する立場なら、これは目を通しておくべき資料です。 私が「"Google Driveに医療文書=ガイドライン違反" は白黒では語れない」と投げた問いを、@u1 さんが一次資料(厚労省6.0版+Q&A/個人情報保護法GL/Google DPA・SST)まで含めて精密に整理してくれています。 肝は「論点を2層に分ける」こと。 【法的に】 ①個人情報保護法の層=DPA・委託先監督・"基準適合体制ルート"・外的環境把握・年次確認を揃えれば、本人の個別同意なしでも利用できる。 ②医療情報外部保存ガイドラインの層=患者データ本体(カルテ・紹介状・検査・画像)を置くと「外部保存」となり、保存場所/国内法の適用/国外法リスクの3点が "最後まで残る差分" として残る。 【技術・コスト的に】 この3点は、最上位プラン(Enterprise Plus+Assured Controls)にCSE・DLPを全部積んでも消えない。 Data Regionで "日本国内固定" が選べないのが効く。「金で解決」が通用しない領域がある。 【実務的に】 線引きは明快。 - 患者データ本体を入れない業務(規程・教育・匿名加工)は対処すれば使える。 - 患者データ本体を扱う業務("一時的な共有・変換" も含む)は3点が残る/"業務支援ツール" の名目では外れない。 【運用の現実】 "条件付き適合" は「契約を結べば終わり」ではない。 利用範囲定義書・委託先管理台帳・本人請求対応…と、医療機関側で作り年次で更新し続ける管理文書が要る。 ハードルは契約より "運用の継続" にある。 【患者保護の観点で】 基準が重いのは形式論ではなく、漏えい後の権利回復が難しく本人の被害が大きいから。重さには理由がある。 結論の置き方が白眉。 「使うな/使っていい」ではなく、"残るリスクを正確に提示した上で、採否を決めるのは医療機関である"。 AIで一次資料を束ねて解像度を上げ、最後は人間が経営判断する。 医療DXの現実解がここに提示されています。 医療者として言えば、これは「怖いから使わない」でも「便利だから使う」でもなく、"どこまでが安全圏か" を高い解像度で知るための手元に置くべき資料です。
2
2
10
3,503
『想像すれば創造できる』 結局、AIは「何をやりたいか」を具現化させるツールでしかない訳だから、AIが進歩すればするほど、使う人の想像力の豊かさが律速になる。 今後の教育は、暗記で詰め込むよりも、発想の柔軟さ、壮大さ、緻密さ、など、これまで世界で気付かれ、時間による淘汰を乗り越えてきた「価値」に数多触れて、個性をどれだけ持ち、発信できるかにシフトしていくべき。 @hayashimon1 さんが作られた、見た事もないアプリを触りながら、そう感じました。
Claude Fable 5でどこまで表現できるのか、あえて難しいお題を投げてみた。 インクが流体みたいに溶け合う演出。 これは厳しいかなと思って限界を見にいったんだけど、普通に形になってしまった。 デザイン表現力もかなりすごい。 実際にこちらで遊べます👇 suminagashi-fjdbyyqi.manus.s…
1
1
7
1,455
『AIが生産性を落とす意外な事実』 AIを入れれば、当然速くなる。 そう思い込むほど、現場の測定は危うくなります。 METRの2025年RCT(ランダム化比較試験)では、経験豊富なオープンソース開発者16名が、自分たちがよく知る大規模リポジトリで246件の実タスクに取り組みました。 AIを使える条件では、タスク完了までの時間が平均19%長くなりました。 さらに面白いのは、体感とのズレです。 開発者は事前に24%速くなると予測し、実験後も20%速くなったと感じていました。 しかし実測では逆でした。 便利に感じることと、生産性が上がることは同じではありません。 ただし、この結果を「AIは使えない」と読むのは間違いです。 METR自身も、2025年の結果は現在のAIモデルの影響をそのまま反映しないと説明しています。 2026年の更新では、late-2025のAIツールでは速度改善が起きている可能性がある一方、参加者やタスクの選択バイアスが強く、効果量の推定が難しくなったとしています。 つまり本質は、AIの有無ではありません。 どの仕事で、誰が、どんな品質基準で、どこまで検証するかです。 熟練者がよく知るコードベースでは、AIの提案を読む時間、直す時間、暗黙の前提と照合する時間が増えます。 品質基準が高い仕事ほど、AI出力の確認コストが重くなります。 その結果、体感では楽でも、実測では遅くなることがあります。 一方で、未経験領域の探索、初稿作成、比較案の生成、定型処理ではAIの価値が出やすい。 同じ人でも、タスクを切り替えれば結果は変わります。 非エンジニアAIビルダーに必要なのは、AIを信じることではありません。 作業時間、修正回数、差し戻し、待ち時間を測ることです。 そして、AIに任せる工程と、人間が確認する工程を分けることです。 AIで生産性が落ちるのは、モデルが弱い時だけではありません。 仕事の設計が、AI導入後の確認コストを見落としている時です。
1
1
6
391