なるほどこれは数学的な証明の世界。直感的な疑問だけど、ワクチンの効果が本当に大きく出た(例えばものすごい流行が起きて接種者だけが大量に助かった)場合でも、ワクチンの薬害で亡くなるわずかな人は見過ごされそうですね。
「mRNAワクチンの長期的な安全性を裏付ける、強力な証拠の一つと言えそうです。」
相変わらずだね。
この疫学データの意味をちゃんと考えてみよう。
まず、接種者の死亡率が0.4%、未接種者の死亡率が0.6%。
この差は基本的には健康者接種バイアスだ。
しかし、論文ではバイアス調整しても20%の死亡率の低減があったとされている。ということはまあ、仮に未接種側の死亡率が変化なく0.6%と仮定すると、接種者の死亡率は0.48%程度となる。
全死因死亡率が低下するわけないからバイアスが排除できてないだけなんだが、いずれにしても0.08%程度のバイアスの調整がされたということになる。
さて、仮にここでワクチンで1万人に1人の死亡が起きていたとしよう。その場合死亡率の増加は0.01%。
0.48%の死亡率が0.49%になるだけ。
バイアスの調整だけで0.08%も動くような疫学データで0.01%の死亡率の上昇を検出することができるか?
ノーだ。
バイアス調整前の0.4%と0.6%で考えたとしても、0.41%と0.6%となるだけである。
つまり健康者接種バイアスが存在する以上、大規模疫学データでワクチンの薬害を検出することは不可能なのである。