《Lindell Audio 80 Series 使用所感》
Neve系のちゃんとした
チャンネルストリップが
ほしかったのでゲット。
「2万超えか〜」
と二の足を踏んでいたけど、
Plugin Allianceの公式ページで
なぜか6,000円くらい(39ドル)
で売っていたので即購入。
結論として音質の面でも
プラグインとしての操作性の面でも
たいへんよくできた品でした。
〜各セクションについて〜
▶︎プリアンプ部
正直言ってほぼここだけが
目当てでした。
大満足です。
Neveのチャンストは
Waves Scheps73 も持っていて
「えらい歪みやすいなー」って
思っていたんですけど、
Neveってそんなもんみたいですね。
この子も歪みやすい。
SSLやAPIはクリップ付近で
急激に音が変わるイメージ
なんですけど、
Neveはもっと早いうちから
徐々に歪んでいく印象。
なのでソースによって
適切な持ち上げかたが違ってくる
わりとセンスを要するプリ
のように思いました。
その分、
飽和感・歪み感に敏感な
エレキギター弾きの人は
腕の見せ所(?)になるかも。
ちなみに
UNITYのボタンを押すと
インプットの音量と
アウトプットの音量が
一致する機能があって、
人によっては便利かもです。
※
僕はかなり低いゲインから
プリアンプで持ち上げる方法で
音作りするので使いません。
▶︎EQ部
1073タイプと1084タイプの
2種類のEQタイプが選べます。
びっくりするくらい
音楽的な掛かり方をするので、
普通に使っていたら
ヘンな音にするほうが
難しいくらいでしょう。
ただ、音楽的といくことは逆に、
あまりサージカル(外科的)な処理
には向かないということなので、
このEQ中心でモダンなサウンドを
まとめることは無理があるでしょう。
どちらかというと
入口近くでユルい補整をするのに
使うEQって感じです。
もっとも魅力的なのは
やはり高域のブーストですね。
ただし、
あまり高域成分が潤沢でない
パートでの高域ブースト
(エアブースト)こそが、
真価本領のように感じます。
・キック
・ベース(アンプ音)
・エレキギター
高域ややアリめなのだと
・ボーカル
ですね。
▶︎COMP部 & GATE部
とてもしっかり掛かる
と感じました。
どちらも力強い動作です。
それでいて無理やり感のない
かなり粘性の高い質感だと
僕は感じました。
ただ、
この機種を僕が使う目的自体が
「ミックスをまとめる用」でなく
「元音に味付けをする用」なので
このセクションの出番は
あまり多くなさそうな気がします。
でも質感がかなり好きなので
説得力のある使用方法を
ちょっと考えたくなります。
あと逆に
Neve系のCOMP単体機にも
興味が湧いてきましたね。
ーーーーーーーーーー
正直言って、
プリアンプ部とEQ部ハイシェルフ
だけのために買っても、
ぜんっぜん納得できるトーンです。
これは安い!
SSLやAPIを使っていて
音像の“重み”や“粘り”に
ちょっと不足を感じている人は、
トラックの何箇所かを
この子を差し替えるだけで、
自然とその不足感の解消が
できるはずだと思います。
僕が差し替えた箇所は、
・Kick-Out
・Kick-Sub
・Snare-Bottom
・Room
・Hi-Hat
・Bass-Amp(ステレオ)
・EG-OnMic
・EG-OffMic
・Organ-OnMic
・Organ-OffMic
です。
ドラムのRoomと
EG両トラックは、
特に音がより
魅力的になりました。
Lindell Audio 80 Series、
たとえ今よくわかんなくても
買っておいて損はないぜ!
くらいにオススメできます。