Anthropicの最上位モデルFable5が米政府指令により、結果的に米国人を含め全面停止された件。「米国による囲い込み」と受け止める向きもありますが、私はむしろ規制ツールの適合性という点に注目しています。
Anthropicの公式声明が示すのは、米国政府が「輸出管理指令」という既存の枠組みを用いた事実です。Anthropic自身、政府による展開停止は「透明・公正・明確で技術的事実に基づく法定手続」によるべきだと反論しています。逆に言えば、AIに固有の機動的な法的枠組みが米国にも無く、輸出管理しか手元に無かった可能性が浮かびます。
これは「AI主権」を論じる我が国にとって他人事ではありません。安全保障上の必要が生じた際、既存制度の転用ではなく、透明で予見可能な法定プロセスをどう用意するか。AIホワイトペーパー2.0で提起した論点とも直結する課題だと考えています。引き続き事態の推移を注視して参ります。
米国政府が突如アンソロピックの最新モデルFable5につき、米国人以外へのアクセスを禁止とのこと。AI規制の転換点が差し迫っている予感がします。事態を注視し、情報収集に努めます。