これはMMT批判としては酷い部類ですね。
パンは無限に作れません。
はい。その通り。
だからMMTは、まさにそこを制約だと言っています。
MMTの主張は、
お金を刷ればパンが無限に出てくる
ではありません。
お金の制約と、実物資源の制約を分けろ
という話です。ご理解頂けますか?
人手、設備、物流、エネルギー、原材料が限界なら、追加支出はインフレになります。
しかし逆に、
賃金・労働移動・投資・地域・職種のミスマッチがあり、人が移れる条件と賃金が足りていない。
設備が遊んでいる。
地方経済が弱っている。
インフラが老朽化している。
民間投資が不足している。
この状況で、
お金がないから使えません!
と言って供給力まで壊してきたのが、今までの日本の問題であり、人災です。
例えば歴史的にも、戦時中の米国が直面したのは政府にお金があるかではなく、労働力・物資・生産能力をどう配分するかでした。
だから配給、価格統制、国債などを組み合わせた。
つまり国家財政の本当の制約は、最初からお金ではなく実物資源です。
パンは無限に作れない。
その通りです。
だからこそ、
今の日本はパンを作る能力が限界なのか?
それともパンを作る能力を長年使わず、壊してきたのか?
よく精査する必要があります。
MMTとか「国債は出し放題」「日銀が買えばいい」みたいな話は、「お金や国債は無限に刷れるけど、パンは無限に作れない」で一発終了なんです。名目とか実質とか考えなくても、パンは無限に作れない、無限にお金や国債刷っても意味がない。タダ飯はない。以上。で、今になってツケが回ってきている。