誰にも言えていなかったけど、叱った後にやさしくした瞬間に「これ…DVと同じでは?」と悩んだ私にとってはとても安心した内容でした。でも最近5歳息子の育児に悩むこと多くて子育てに関する情報たくさん取りにいってるけど、「正解はない」が正解なんだなとつくづく感じています…
最近、子育てをしている親御さんたちの中で、「叱ったあとに子どもに優しくするのは、DVと同じなのではないか」と心配している方が増えています。
まず、DVとは全く違います。形だけを見て「DVと同じ」と言い切る人がいますが、それは間違っています。
DVにおける優しさは、相手を支配し続けるための手段です。傷つけたあとに優しくすることで、相手から考える力を奪い、離れにくくし、「自分が悪かったのかも」と相手に錯覚させる。つまり目的は、相手を自分の言いなりにすることです。
一方で、親が子どもを叱り、そのあとに普通に接したり優しくしたりするのは、それとは真逆です。目的は支配ではありません。子どもが自分の行動をあらため、いずれ親がいなくても自分で考えて行動できるようにすることです。
子どもは、まだ善悪も、人への配慮も、カッとなったときの感情の抑え方も、十分には身につけていません。だから大人から「それは良くないこと」「そのラインは越えてはいけない」と教えてもらう必要があります。そうやって、自分の気分や感情より大事にしなければならないルールがあることを知っていきます。
でも、叱るだけでは教育になりません。
叱られたあとに親が無視したり、冷たくし続けたり、不機嫌なままでいたりすると、子どもは「何が悪かったのか」より先に、「自分は嫌われた」「見捨てられた」と受け取ってしまいます。行動を叱られたはずなのに、存在ごと拒絶されたように感じてしまう。これこそ、自己肯定感を一番下げてしまう対応です。
叱られた子どもに必要なのは、親の機嫌を気にすることではなく、何が悪かったのかを理解し、次にどうすればいいかを学ぶことです。
だから、叱ったあとに優しくすることは矛盾ではありません。むしろここまで含めて、やっと教育になります。
多くの親御さんは、叱ったあとに自然に抱きしめたり、声をかけたりしてきたと思います。間違っていません。むしろ子どもへの愛情として、正しい関わり方です。
叱ることは、行動を否定すること。
優しくすることは、存在を否定していないと伝えること。
この2つを分けて経験するから、子どもは「間違えたら終わりではない、直せばいい」と学ぶことができます。失敗を恐れず、自分の行動を振り返り、次に活かせる子に育っていく。
子どもに必要なのは、叱られない家庭ではありません。よくない行動は叱られる、それでも愛情は無くならないと安心できる家庭です。叱ることと優しくすることは、決して矛盾しません。むしろ両方そろって、初めて愛情となり、教育・しつけにつながっていく。DVとは全く違います。