「つまり、「明治天皇の玄孫」という肩書そのものは、決して竹田氏だけの特別なものではない。
それにもかかわらず、この肩書を長年にわたって活動の中心に据え、事実上のブランドとして使い続けてビジネスをしている人は、私は他にあまり知らない。
そこに違和感を覚える。」〜ポストより抜粋
いつも疑問に思うのだけれど、「明治天皇の玄孫」という肩書を前面に掲げて活動しているのは、竹田氏くらいではないだろうか。
しかし実際には、明治天皇の玄孫は竹田氏だけではない。
明治天皇には皇女を含め複数のお子さまがおり、その子孫は現在かなり広がっている。旧宮家や華族の家系を含めれば、明治天皇の玄孫は少なくとも数十人規模いると考えられている。
竹田家だけでなく、北白川家、朝香家、東久邇家、久邇家など、明治天皇の皇女を祖先に持つ家系も複数存在する。
つまり、「明治天皇の玄孫」という肩書そのものは、決して竹田氏だけの特別なものではない。
それにもかかわらず、この肩書を長年にわたって活動の中心に据え、事実上のブランドとして使い続けてビジネスをしている人は、私は他にあまり知らない。
そこに違和感を覚える。
大正天皇の子孫、昭和天皇の子孫ならまだ分かる。
しかし、
「孝明天皇の子孫です」
「仁孝天皇の子孫です」
「光格天皇の子孫です」
と名乗って活動している人を、私はほとんど見たことがない。
皇室の名前を看板にする人といえば、私が真っ先に思い出すのは、昔の「有栖川宮詐称事件」くらいだ(笑)。
そもそも現在の皇室も旧宮家も、たどればみな歴代天皇の子孫だ。
だから本来は、「○○天皇の子孫」という肩書そのものに、そこまで特別な意味があるわけではない。
結局のところ、「明治天皇の玄孫」という肩書が強調されるのは、明治天皇という知名度と権威が利用しやすいからではないのだろうか。
先祖が偉大だったことは事実だろう。
しかし、その功績まで子孫が相続できるわけではない。
だから私は、血筋そのものよりも、その人自身が何を成してきたのかを見たいと思う。